2005年8月23日

「絶海にあらず(上・下)」北方謙三

絶海にあらず (上)
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北方 謙三
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絶海にあらず (下)
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北方 謙三
中央公論新社 (2005/06)
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この本の主人公は、平安時代の承平・天慶の乱で平将門と同じくして反乱を起こした藤原純友を描いた。こう書くとお堅い感じがするが北方謙三氏が描く歴史小説は史実から外れずに主人公の生き様を書いている。藤原純友は政権を握る藤原北家の血を引く男でありながら、海に生きる人々に引きつけられやがて権力に逆らうようになった。普通に過ごせば昇進は自動的にするが、この男は自分が権力にしがみつくことなく生きたいように生きている。その姿には引きつけられるものがある。読み始めると止まらないのが北方文学。読み終わったとの心地よさはクセになるほどだね。



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