『夏雲あがれ』 宮本昌孝

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 『藩校早春賦』の続編ですね。江戸で行われる武術大会の藩の代表として太郎左と殿様の参勤交代に随行する仙之助は初めて江戸に上がる。新吾だけが藩に残るわけだが、太郎左が事件を起こしたおかげで武術大会の代役が新吾に回ってくる。そして、江戸に上がった新吾に待ち受けるのは藩の乗っ取りを我策する人物との戦い。
 前作よりも内容がよく練り上がっていて面白度はアップ。最後まで読み終わって、続きが読みたくなるほどなので作者には是非続編を書いて欲しいですね。
夏雲あがれ(上) (集英社文庫) 夏雲あがれ(下) (集英社文庫)

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