タイトリストがGTS300を投入でミニドライバーが新しい領域展開を始めた!

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ミニドライバー市場がかなり賑やかになってきました

ミニドライバーというカテゴリーが、ここに来てかなり賑やかになってきました。

少し前までは、テーラーメイドが出す少し特殊なクラブという感じもありましたが、今はタイトリスト、キャロウェイ、コブラ、PXGなどもモデルを出してきています。ドライバーほど大きくなく、3番ウッドよりも安心感があるということで、ティーショットでフェアウェイに置きたい人には気になるクラブになってきましたね。

2026年5月には、タイトリストの新しいGTS300ミニドライバーがツアーで公開されました。タイトリストのニュースリリースを見ると、2026年7月に一般発売予定となっています。ミニドライバーは一部の上級者向けクラブというより、メーカーがちゃんとカテゴリーとして見始めているように感じます。

ミニドライバーとは

ミニドライバーは、ざっくり言うとドライバーと3番ウッドの間にあるクラブです。

一般的なドライバーは460cc前後で、長さは45インチから46インチぐらい。3番ウッドは150ccから190ccぐらいで、長さは43インチ前後になります。

ミニドライバーはヘッド体積が280ccから340ccぐらい、長さは43.5インチから44インチぐらいのモデルが多いです。ドライバーより短くてヘッドも小さいですが、3番ウッドよりはヘッドが大きいので、ティーショットでは安心感があります。

使い方としては大きく分けると2つです。

ドライバーの代わりに使う人と、3番ウッドの代わりに使う人です。

ドライバーが曲がってOBが多い人は、短く持ちやすいミニドライバーにすることでミート率が上がる可能性があります。逆に3番ウッドをティーショットで使っているけど、もう少し飛距離が欲しいという人にも合うかもしれません。

ただ、ミニドライバーは万能ではないです。フェアウェイから打ちやすいモデルもありますが、ヘッドが大きくてフェースも厚いので、普通の3番ウッドより簡単とは限らないです。地面から打つなら、ロフト、ヘッドの座り、ソール形状、シャフトの長さを見たほうがいいですね。

ミニドライバー市場について

市場調査系のレポートでは、ミニドライバーやコンパクト系クラブの市場は2025年から2035年にかけて成長すると見られているようです。大型ヘッドで寛容性を重視したタイプ、小型ヘッドで操作性を重視したタイプのどちらも、年平均で3%台の成長予測が出ています。

日本市場も伸びるという見方があります。これは何となく分かる気がします。日本のゴルフ場は狭いホールも多いですし、ドライバーで飛ばすよりもフェアウェイに置いたほうがスコアになりやすいコースもあります。

ミニドライバーが注目されている理由は、だいたい以下のようなところだと思います。

・ドライバーより短くて振りやすい
・3番ウッドよりヘッドが大きくて安心感がある
・ティーショットで曲がり幅を抑えやすい
・ロフトが多めなので球が上がりやすい
・可変ウェイトや調整機能が増えてきた
・ツアープロが使うことで注目されている
・中古市場でも動きが出てきた

特に大きいのは、ドライバーが苦手な人の逃げ道になることです。ドライバーを持つと右にも左にも大きく曲がるけど、3番ウッドだと飛距離が足りない。そういう人にはちょうどいい位置にあるクラブですね。

タイトリスト GTS300 ミニドライバー

タイトリストのGTS300ミニドライバーは、2026年5月4日にツアー投入が発表されました。タイトリストの公式ニュースでは、2026年7月に一般発売予定となっています。現時点で分かっている情報を見ると、GTS300は名前の通り300ccのミニドライバーです。前モデルのGT280は280ccでしたので、20cc大きくなったことになります。

GTS300の分かっているスペックは以下の通りです。

項目 内容
モデル名 Titleist GTS300 Mini Driver
ヘッド体積 300cc
ロフト 13度
ホーゼル SureFit
ウェイト 前後2ポジション
発売予定 2026年7月
シャフト長 未公表
価格 未公表

前モデルのGT280は、13度、280cc、43.5インチというスペックでした。GTS300は体積が300ccになったので、構えたときの安心感を少し増やしたモデルと見ていいと思います。

GT280はかなり小ぶりなミニドライバーでした。見た目としては3番ウッドに近い感じで、操作性を重視したモデルだったと思います。GTS300は20cc大きくなったことで、もう少しドライバー寄りになったのではないかと思います。

GT280とGTS300を比べるとこんな感じです。

項目 GT280 GTS300
ヘッド体積 280cc 300cc
ロフト 13度 13度
ホーゼル SureFit SureFit
ウェイト 前後2ポジション 前後2ポジション
長さ 43.5インチ 未公表

GTS300は、ロフトや調整機能はGT280の流れを受け継ぎながら、ヘッドサイズを少し大きくしたモデルと考えると分かりやすいですね。

GT280では、前後のウェイトを入れ替えることで弾道を変える仕組みがありました。重いウェイトを後ろにすると球が上がりやすくなり、スピンも入りやすい。重いウェイトを前にすると、スピンを抑えた強い弾道になりやすいです。

この仕組みは分かりやすくていいですね。ウェイトが多すぎると、どこにしたらいいのか分からなくなる人もいます。前か後ろかというシンプルな調整なら、フィッティングでも判断しやすいと思います。

GTS300のツアー投入

GTS300はPGAツアーで投入されています。タイトリストのリリースでは、Cameron YoungやJustin Thomasのフィードバックも新モデルの最終設計に影響したとされています。

ただ、現時点で誰が実戦で使ったのかまでは、まだはっきりした情報が多くないです。今後のWITBで確認していく感じですね。

タイトリストはもともとツアーでの使用率が高いメーカーです。通常のドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやユーティリティもツアーからのフィードバックを重視しているので、ミニドライバーもツアーで使えるクラブとして作っているのでしょう。

ミニドライバーは、プロが入れる場合でも使い方がはっきりしています。狭いホールでドライバーの代わりに使う。もしくは、3番ウッドよりも飛距離を出したいけど、ドライバーほど曲げたくない時に使う。そういうクラブですね。

GT280について

GTS300の前に出ていたGT280は、280ccの小ぶりなミニドライバーです。

GT280は、鍛造Ti-425 Lカップフェースを使っていて、フェース下目のヒットに強いという評価がありました。ミニドライバーはティーアップして使うことが多いですが、フェアウェイから打つことを考えると、下打点に強いのは大事です。

フェアウェイから打つ場合、どうしてもフェースの下側に当たりやすくなります。そこで初速が落ちすぎると、ミニドライバーを入れる意味が薄くなりますからね。

ただ、GT280は280ccなので、やさしさというより操作性寄りだと思います。ドライバーの代わりにやさしく打ちたい人より、3番ウッドより少し飛ばしたい上級者向けという印象です。

テーラーメイドのミニドライバー

ミニドライバーと言えば、やはりテーラーメイドの印象が強いです。

テーラーメイドは以前から300 Mini DriverやBRNR Mini Driverを出していました。2026年時点では、R7 Quad Mini Driverが中心になると思います。

R7 Quad Mini Driverは、ヘッド体積が305ccで、長さは43.75インチ。ロフトは11.5度、13.5度、15.5度があります。日本仕様では11.5度と13.5度の展開で、シャフトはDiamana SILVER TM55のSが標準になっています。

テーラーメイド公式サイトを見ると、R7 Quad Mini Driverの日本仕様は以下のようなスペックです。

項目 内容
ヘッド体積 305cc
ロフト 11.5度 / 13.5度
長さ 43.75インチ
ライ角 57度 STD – 61度 UPRT
クラブ重量 約318g
シャフト Diamana SILVER TM55
シャフト重量 約56g
トルク 3.6
キックポイント 中元
グリップ重量 47.5g

R7 Quad Mini Driverの一番の特徴は、4つのウェイトです。13gが2個、4gが2個入っていて、前後左右で入れ替えることができます。

前に重いウェイトを置けば低スピンで強い弾道になりやすく、後ろに置けばMOIが上がってやさしくなります。左右の入れ替えでドロー、フェードの調整もできます。

これは面白い機能ですが、逆に言うと調整の幅が広いので、何となくいじると分からなくなる可能性もあります。最初は標準設定で打って、球が上がりすぎる、つかまりすぎる、右に出る、左に行くなどの傾向を見てから調整したほうがいいですね。

R7 Quad Mini Driverは、テーラーメイドらしく所有感もあります。昔のr7を知っている人には懐かしいデザインですし、ミニドライバーという少し特殊なクラブにこういうデザインを持ってくるのは上手いですね。

BRNR Copper Mini Driverと300 Series Mini Driver

BRNR Copper Mini Driverは、304ccのミニドライバーです。カッパーカラーのレトロなデザインで、テーラーメイドのミニドライバーの中でも人気があるモデルでした。

BRNRは前後のウェイトを入れ替えるタイプで、R7 Quadほど細かい調整ではありませんが、シンプルで扱いやすいです。見た目もクラシックで、今の大きなドライバーが苦手な人には構えやすいかもしれません。

300 Series Mini Driverは307ccで、前方重心寄りの操作性重視のモデルでした。今は中古中心になりますが、価格次第では選択肢になります。

ただ、中古で買う場合はシャフトに注意したほうがいいです。ミニドライバーは長さが特殊なので、リシャフトされているものもあります。ドライバー用シャフトを短くしたものなのか、フェアウェイウッド用に近い設計なのかで振り心地が変わります。

買ってからアレ?とならないように、長さ、総重量、バランスは確認したほうがいいですね。

キャロウェイのミニドライバー

キャロウェイは、340ccの大型ミニドライバーを出しています。タイトリストGT280やGTS300、テーラーメイドR7 Quadよりも大きく、かなりドライバー寄りです。

2026年モデルでは、QUANTUM MINI Driverが出ています。キャロウェイ公式サイトでは、ヘッド体積340cc、ロフトは11.5度と13.5度、長さは44インチとなっています。価格は米国で$549.99です。

QUANTUM MINIのスペックは以下の通りです。

項目 内容
ヘッド体積 340cc
ロフト 11.5度 / 13.5度
長さ 44インチ
ライ角 57度
左右 右用 / 左用
フェース TRI-FORCE Face
ソール Step Sole
価格 $549.99

キャロウェイのQUANTUM MINIは、ティーショットでの安定性を重視したミニドライバーだと思います。340ccあるので、3番ウッドの代わりというよりは、ドライバーの代わりに近いですね。

キャロウェイは、QUANTUM MINIをフェアウェイを見つけるためのクラブ、もしくは3番ウッドの代替として説明しています。Step Soleが入っているので、地面からの抜けも考えているようです。

ただ、340ccで44インチとなると、フェアウェイから簡単に打てるかどうかは人によります。ヘッドスピードがあって、3番ウッドを地面から打てる人なら面白いと思いますが、3番ウッドが苦手な人がQUANTUM MINIを地面から打つのは、そこまで簡単ではないかもしれません。

ティーショット中心で使うなら、340ccは安心感があります。ドライバーより短く、フェース面もそれなりに大きいので、ドライバーが暴れる人には合う可能性があります。

ELYTE MINIとPARADYM Ai SMOKE Ti 340

キャロウェイにはELYTE MINIやPARADYM Ai SMOKE Ti 340もあります。

ELYTE MINIは340ccの大型ミニドライバーで、Ai Smart Faceを使ったモデルです。QUANTUM MINIが出たことで前世代になっていきますが、価格が下がってくれば狙い目になるかもしれません。

PARADYM Ai SMOKE Ti 340も、型落ちになれば中古市場で出てくると思います。ミニドライバーは新品価格が高めなので、型落ちや中古を狙う人は増えるでしょうね。

キャロウェイ系のミニドライバーは、基本的には大型ヘッドで安心感を出す方向です。ドライバーの代わりに使いたい人、ティーショットで曲げたくない人には分かりやすいです。

逆に、フェアウェイからも積極的に打ちたい人は、タイトリストの280cc、300cc、テーラーメイドの305cc、コブラの303ccあたりと比べたほうがいいと思います。

コブラ KING TEC Mini Driver

コブラのKING TEC Mini Driverも面白いモデルです。

公式サイトでは、ヘッド体積303cc、ロフト13.5度、長さ43.75インチ。FutureFit33という調整機能が入っていて、ロフトとライ角の調整幅がかなり広いです。

コブラKING TEC Mini Driverの主なスペックは以下の通りです。

項目 内容
ヘッド体積 303cc
ロフト 13.5度
長さ 43.75インチ
調整機能 FutureFit33
ウェイト 前後ウェイト
価格 $479

303ccなので、サイズ的にはテーラーメイドR7 Quadに近いです。ドライバー代用にも、3番ウッド代用にも使いやすい中間サイズですね。

コブラはFutureFit33で、ロフトとライ角を細かく調整できるのが特徴です。これはフィッティングではかなり使いやすいと思います。特にミニドライバーは、ティーショットで使うのか、フェアウェイからも使うのかで必要なロフトやライ角の感じが変わってきます。

コブラはヘッドの座りが良いモデルが多い印象があります。KING TEC Mini Driverも、フェアウェイからも使えることを意識しているようなので、ミニドライバーを1本でいろいろ使いたい人には合うかもしれません。

PINGのミニドライバーについて

PINGもミニドライバーのプロトタイプがUSGA適合リストに載ったという情報があります。ロフト13度で、フェード・ドローのウェイト調整や、調整式ホーゼル、Spinsistencyの技術が見られるようです。

ただ、現時点ではツアー用プロトタイプという見方が強く、市販されるかどうかはまだ分かりません。

PINGはG430 MAX 10KやG440系のように、やさしさと直進性を重視するメーカーです。もしPINGが市販のミニドライバーを出してくるなら、かなり安定感寄りのモデルになるのではないかと思います。

PINGユーザーはドライバーの安心感を求める人も多いので、13度前後のミニドライバーが出れば面白いですね。

主要モデルを比べてみる

現時点で分かっている主要ミニドライバーを並べると、こんな感じです。

ブランド モデル 体積 ロフト 長さ 特徴
タイトリスト GTS300 300cc 13度 未公表 GT280より大型化、2026年7月発売予定
タイトリスト GT280 280cc 13度 43.5インチ 小ぶりで操作性重視
テーラーメイド R7 Quad Mini 305cc 11.5 / 13.5 / 15.5度 43.75インチ 4ウェイト調整
テーラーメイド BRNR Copper Mini 304cc モデルによる 43.75インチ前後 レトロデザイン、前後ウェイト
テーラーメイド 300 Series Mini 307cc モデルによる 43.75インチ前後 中古中心、操作性重視
キャロウェイ QUANTUM MINI 340cc 11.5 / 13.5度 44インチ 大型で安心感、Step Sole
キャロウェイ ELYTE MINI 340cc モデルによる 43.75〜44インチ前後 大型ヘッド、寛容性重視
コブラ KING TEC Mini 303cc 13.5度 43.75インチ FutureFit33、調整幅が広い

こうやって見ると、ミニドライバーといっても結構違います。

280ccのタイトリストGT280は、かなり3番ウッド寄り。300ccから305ccのタイトリストGTS300、テーラーメイドR7 Quad、コブラKING TECはバランス型。340ccのキャロウェイQUANTUM MINIやELYTE MINIはドライバー代用寄りです。

このサイズの違いはかなり大きいです。数字だけ見ると40ccぐらいの差ですが、構えた時の安心感や、フェアウェイから打つ時のイメージは変わると思います。

技術面の違い

最近のミニドライバーは、ただ小さいドライバーというだけではないです。

フェース設計、ウェイト調整、ホーゼル調整、ソール形状など、かなり考えられています。

キャロウェイはTRI-FORCE FaceやAi Smart Faceのように、フェース全体でボールスピードを落とさない方向です。ヘッドも340ccと大きいので、ミスヒットへの強さを出したいのでしょう。

タイトリストはGT280でLカップフェースを使い、下打点に強い設計にしています。フェアウェイから使うことを考えると、これは大事なところです。

テーラーメイドはTwist FaceやSpeed Pocketに加えて、R7 Quadでは4つのウェイトを入れています。調整幅で言えばかなり広いです。

コブラはFutureFit33でロフトとライ角の調整を広く取り、303ccでティーショットとフェアウェイの両方を狙っています。

どのメーカーも同じミニドライバーを作っているわけではなく、狙っている使い方が違いますね。

ツアーでの使用

ミニドライバーは、ツアーでも見かけるようになりました。

タイトリストGTS300は2026年5月にPGAツアーでデビュー。コブラKING TEC Miniもツアーでプロトタイプが見られていました。キャロウェイは西村優菜プロの要望をもとにミニドライバー開発が進んだという話もあります。

ツアープロがミニドライバーを入れる場合、使い方はかなり明確です。ドライバーだと飛びすぎるホール、曲げたくないホール、3番ウッドでは足りないホールで使うクラブです。

アマチュアの場合は、少し違います。ドライバーが苦手だからミニドライバーにするという人も多いと思います。ですから、プロが使っているから自分にも合うというより、自分のミスの傾向に合うかどうかが大事です。

ミニドライバーのメリット

ミニドライバーの一番のメリットは、ティーショットの安定感だと思います。

ドライバーより短いので、ミート率は上がりやすいです。ヘッドも3番ウッドより大きいので、3番ウッドより安心感があります。ロフトも11.5度から13.5度ぐらいのモデルが多いので、ドライバーより球が上がりやすい人もいると思います。

ドライバーでOBが多い人が、ミニドライバーにしてOBが減るなら、飛距離が10ヤードから20ヤード落ちてもスコアは良くなる可能性があります。

ゴルフは飛距離も大事ですが、フェアウェイに残ることも大事です。特にアマチュアの場合、ドライバーでOBを打つとスコアが一気に崩れます。ミニドライバーでOBが減るなら、かなり意味があります。

ミニドライバーの注意点

ただ、ミニドライバーにも注意点があります。

まず、ドライバーよりは飛ばないことが多いです。ミート率が上がって結果的に飛ぶ人もいますが、同じように当たればフルサイズドライバーのほうが飛びます。

次に、3番ウッドの代わりになるとは限らないです。特に340ccの大型ミニドライバーは、地面から打つにはヘッドが大きく感じる人も多いと思います。

それから、シャフト選びが難しいです。ミニドライバーはドライバー用シャフトをそのまま短くすればいいというものではないです。3番ウッド用に近いシャフトが合う場合もありますし、ヘッド重量とのバランスもあります。

長さも43.5インチ、43.75インチ、44インチとモデルによって違います。たった0.25インチ、0.5インチでも振り心地は変わります。

中古で買う場合は、リシャフト品に注意ですね。総重量、バランス、長さを見ないと、思っていたミニドライバーと違うことがあります。

どのサイズを選ぶか

ミニドライバーは、ヘッドサイズで選び方が変わります。

ドライバーの代わりに使いたいなら、340ccのキャロウェイ系が分かりやすいと思います。ヘッドが大きいので安心感がありますし、ティーショット中心なら使いやすいでしょう。

3番ウッドの代わりにも使いたいなら、280ccから305ccぐらいのモデルがいいと思います。タイトリストGT280、GTS300、テーラーメイドR7 Quad、コブラKING TEC、PXG Secret Weaponあたりですね。

操作性を重視するなら280ccから300cc。やさしさと安心感を重視するなら305ccから340cc。そんな見方でいいと思います。

ただ、ミニドライバーは見た目の安心感も大きいです。小さいほうが構えやすい人もいれば、大きいほうが安心する人もいます。このあたりは試打しないと分からないですね。

シャフトについて

ミニドライバーのシャフトは重要です。

多くのモデルは43.5インチから44インチぐらいです。ドライバーより短く、3番ウッドより少し長いぐらいの設定です。

シャフト重量は50g台後半から60g台が多いと思います。テーラーメイドR7 Quadの日本仕様は、Diamana SILVER TM55で約56g。米国仕様ではFujikura Speeder MDが用意されています。

ドライバーが苦手な人がミニドライバーを使う場合、シャフトが硬すぎたり重すぎたりすると、結局ミスが出ます。逆に軽すぎるとタイミングが合わず、左にも右にも行くことがあります。

3番ウッドの代わりに入れるなら、今使っている3番ウッドや5番ウッドとの重量差も見たほうがいいです。ミニドライバーだけ軽すぎる、または重すぎると、セットの流れが悪くなります。

このクラブは単体で見るより、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティとの流れで見たほうがいいですね。

セッティングの考え方

ミニドライバーを入れると、14本のどこかを抜くことになります。

一番多いのは、3番ウッドを抜くパターンだと思います。3番ウッドを地面からほとんど使わず、ティーショット専用になっている人なら、ミニドライバーに替える意味はあります。

ドライバーを抜いてミニドライバーを入れる人もいると思います。これはドライバーがどうしても曲がる人にはありです。ただ、広いホールで飛距離が欲しい時にドライバーがないので、その分は割り切りが必要です。

ドライバーとミニドライバーの2本体制もあります。プロや上級者はこのパターンが多いかもしれません。ドライバーで攻めるホール、ミニドライバーで置くホールを分ける使い方です。

アマチュアの場合は、ドライバー、ミニドライバー、5番ウッドという流れが使いやすいかもしれません。3番ウッドが苦手な人は、3番ウッドを抜いて5番ウッドを残したほうがスコアになりやすいです。

価格と中古市場

ミニドライバーは価格が高めです。

キャロウェイQUANTUM MINIは米国で$549.99。テーラーメイドR7 Quad Miniは米国で$479.99、日本では税込みでそれなりの価格になると思います。

新品で買うなら、ちゃんと試打したほうがいいですね。特殊なカテゴリーなので、合わなかった時のダメージが大きいです。

中古市場では、テーラーメイド300 Mini、BRNR Mini、キャロウェイPARADYM Ai SMOKE Ti 340あたりが狙い目になると思います。ミニドライバーは人気が出ると中古価格も高くなりやすいですが、モデルチェンジが進むと型落ちが買いやすくなります。

ただ、ミニドライバーは本数が普通のドライバーほど多くないので、人気スペックは早めになくなると思います。特に13.5度、Sフレックス、状態の良いものは動きが早いでしょうね。

どんな人に合うか

ミニドライバーが合いそうなのは、まずドライバーでOBが多い人です。

ドライバーの飛距離は出るけど、左右に散ってスコアにならない人。そういう人はミニドライバーでフェアウェイキープ率が上がる可能性があります。

次に、3番ウッドをティーショットで使っている人です。3番ウッドでは少し飛距離が足りないけど、ドライバーは怖い。そういう人にはミニドライバーがちょうどいいかもしれません。

また、狭いコースをよく回る人にも合います。ティーショットで240ヤードを真っすぐ打てれば十分というホールでは、ドライバーよりミニドライバーのほうがスコアを作りやすいことがあります。

逆に、3番ウッドを地面からしっかり打てる人、ドライバーが安定している人、飛距離を最大限出したい人には、ミニドライバーは必要ないかもしれません。

サイズ別のおすすめイメージ

あくまでもイメージですが、サイズ別に分けるとこんな感じです。

280cc前後
3番ウッド寄り。操作性重視。フェアウェイからも使いたい上級者向け。

300〜305cc
バランス型。ティーショット中心だが、フェアウェイからも使いたい人向け。

340cc前後
ドライバー代用寄り。ティーショットの安心感を重視する人向け。

この分け方で見ると、タイトリストGT280は3番ウッド寄り、GTS300はバランス型、テーラーメイドR7 QuadとコブラKING TECもバランス型、キャロウェイQUANTUM MINIはドライバー代用寄りです。

今後のミニドライバー

今後、ミニドライバーはさらに増えると思います。

テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト、コブラが出しているので、PINGも市販モデルを出す可能性があります。スリクソン、ミズノ、ブリヂストンあたりが出してくるかどうかも気になりますね。

技術的には、AI設計フェース、可変ウェイト、調整式ホーゼル、軽量カーボン、ソール形状の工夫などが進むと思います。

ただ、ミニドライバーはドライバーほど大きな市場にはならないかもしれません。やはり少し特殊なクラブです。合う人にはかなり合いますが、全員に必要なクラブではないです。

メーカーとしては、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティの間にもう1本選択肢を作ることで、フィッティングの幅を広げたいのだと思います。

ミニドライバーは面白いが、選び方は難しい

ミニドライバーは、今後もっと注目されるカテゴリーになると思います。

タイトリストGTS300のように300ccでバランスを取るモデル、テーラーメイドR7 Quadのように調整機能を増やすモデル、キャロウェイQUANTUM MINIのように340ccで安心感を出すモデル、コブラのようにフィッティングで細かく合わせるモデル。メーカーごとの考え方が出ていて面白いですね。

ただ、ミニドライバーは選び方を間違えると中途半端なクラブになります。ドライバーの代わりにしたいのか、3番ウッドの代わりにしたいのか。ティーショット専用なのか、フェアウェイからも打ちたいのか。そこを決めてから選んだほうがいいです。

ドライバーでOBが多い人には、ミニドライバーはかなり助けになる可能性があります。でも、飛距離だけを見て買うクラブではないですね。

実際のところは、試打して自分のミスがどう変わるかを見るのが一番です。飛距離が10ヤード落ちても、OBが減ってフェアウェイに残るなら十分価値があります。逆に、飛距離も落ちて、フェアウェイからも打てず、ティーショットでも曲がるなら意味がないです。

ミニドライバーは、ドライバーと3番ウッドの間を埋めるクラブですが、人によってはスコアを作るためのかなり大事な1本になると思います。

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