知られざる日本専用モデルの魅力
意外と知られていない事実だが、ボーケイフォージドは日本専用モデルとして開発されたウェッジである。この特別なウェッジは、名工ボブ・ボーケイ氏が日本のゴルファーのために特別にデザイン・設計した逸品だ。日本では当然のように店頭に並んでいるが、海外では一切販売されていない。その品質の高さから、このウェッジを求めて海外からわざわざ日本を訪れるゴルファーもいるほどである。
待望の復活を遂げた理由
ボーケイフォージドは、グローバル展開しているSM(スピンミルド)シリーズと隔年で発売されてきた歴史がある。しかし、2021年モデルを最後に市場から姿を消し、多くのファンが復活を待ち望んでいた。そして今回、7月の発売発表は、日本のゴルファーにとって非常に嬉しいニュースとなった。
日本専用設計の特徴とラインナップ
豊富なロフト角とグラインド選択
ボーケイフォージドは、グローバルモデルのSMシリーズと比べるとヘッドの種類は限定的だが、日本のゴルファーのニーズに合わせて厳選されている。
ロフト角: 46度から60度まで対応
グラインド構成:
- 56度:MグラインドとKグラインド
- 58度:Bグラインド、Kグラインド、Mグラインド
- 60度:BグラインドとKグラインド
出典元:タイトリスト
日本のゴルファーに最適化された設計
グラインドの種類は絞り込まれているものの、ボーケイフォージドには独自の設計思想が込められている。リーディングエッジ側を落とすことでヘッドの抜けを向上させ、わずかに大きめのヘッドサイズとやや多めのグースネックを採用している。
この設計により、「アプローチショットは少し苦手だけれど、憧れのボーケイウェッジを使ってみたい」というゴルファーにも最適な仕上がりとなっている。
日本市場に特化したバランス設計
SMシリーズと比較すると、ボーケイフォージドはバランスがやや軽めに設定されており、日本で販売されているアイアンセットとの組み合わせが抜群だ。今回の標準仕様シャフトには「NS950neo」が採用されており、アベレージゴルファーにとって非常に扱いやすい仕様となっている。
発売情報
発売日: 2024年7月4日
価格: 36,300円(税込)

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