2007年4月19日

『残光』 東 直己

残光
残光
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東 直己
角川春樹事務所 (2003/08)

 榊原健三シリーズの第二弾。健三のかつての恋人・多恵子。健三は自がで出来る方法で彼女を守ろうとする。前作『フリージア』はヤクザの抗争に多恵子が巻き込まれそうになるのを守ったが、今度は多恵子の息子・恵太を守る為に健三が立ち上がる。

 多恵子の夫・雄一の勤める丸高建設は警察・銀行・暴力団との癒着があり、その犠牲になった下請けの白崎が自棄をおこして丸高建設の磐元を射殺して、逃走。丸高建設の社宅に立てこもるが、そこに多恵子の息子・恵太がいた。そして、恵太が見た事は・・・。

 今回は子供と一緒なので健三の派手はアクションシーンはない。どちらかというと腐敗した警察官僚に対しての不満や警察と暴力団の癒着に対して作者が怒っているように感じた。今回は「ススキノ探偵シリーズ」の“俺”が登場するなど東直己ファンにはたまらないキャスティングだが、話のテンポは悪かった。もっと、健三にスポットをあてて話を展開してくれたらと思うのは欲目だろうか。


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