空気清浄機の「10年交換不要」は、本体が10年使える意味ではない

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2020年、新型コロナウイルスが広がり始めた頃に、我が家の除菌対策としてアルコール製品や空気清浄機について書きました。当時はアルコール消毒液などが品薄になり、家で行っていた除菌対策を記事にしていました。

それから6年以上たちました。空気清浄機を買い替えるか、フィルターだけ交換するかを考える時期に入った家庭も多いと思います。

「10年交換不要」は無条件の10年ではない

空気清浄機のカタログには、集じんフィルターや脱臭フィルターを「約10年交換不要」とする機種があります。

この10年は、日本電機工業会の規格など一定の条件に基づく交換目安です。メーカーも、強い臭いがある場所、タバコの本数が多い環境、汚れが多い場所では交換時期が短くなる場合があると説明しています。

猫が複数いる家庭では、毛や猫砂の細かな粉、臭いも入ります。10年という数字だけで判断せず、風量や臭い、フィルターの汚れ方を見たほうがよさそうです。

フィルターの寿命と本体の寿命は別

フィルターが10年使える機種でも、本体全体が10年間故障しないと保証されるわけではありません。

パナソニックは、空気清浄機の補修用性能部品を製造打ち切り後6年間保有するとしています。これは購入日から6年ではなく、メーカーがその製品の製造を打ち切ってから数える期間です。

古い機種でモーター、センサー、加湿機構などが故障した場合、フィルターが売られていても修理部品がないことがあります。逆に、本体に問題がなければ、適合するフィルターへ交換して使い続けられる場合もあります。

先に本体品番とフィルター品番を確認

交換用フィルターは、見た目が似ていても機種ごとに品番が違います。本体に書かれた品番と、現在付いているフィルターの品番を確認してから探します。

フィルター価格も安くはありません。機種によっては、集じんと脱臭を両方交換すると、新しい小型空気清浄機に近い金額になることもあります。その場合は、部屋の広さ、最大風量、運転音、電気代、加湿機能が必要かを比べて、本体ごと買い替えるか決めることになります。

コロナ対策で買った家電を平常時の基準で見直す

2020年は品薄の中で必要なものをそろえる時代でした。現在は、感染対策だけでなく、花粉、ペットの毛や臭い、部屋の広さといった普段の使い方で考えられます。

フィルターの交換目安は分かりやすい数字ですが、10年ぴったりで急に使えなくなるわけでも、10年間性能がまったく変わらないわけでもありません。

まず本体とフィルターの品番、購入時期、風量や臭いの変化を確認する。交換フィルターの価格と本体の状態を比べてから決めるのがいいですね。

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