ボルマゲドンと0DTE

資産運用
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TwitterのTLにAmin Azmoudeh(アミン・アズムデ)が以下のつぶやきが流れてきました。『0DTE』と何ぞやと調べてみると、『ボルマゲドン』という言葉に行きつきました。『ボルマゲドン』と言えば、投資家Youtuberのnobu塾のnobu塾長が言っていたのを思い出しました。

オプション取引がどのぐらい株式市場に影響を与えるか定かではないですが、膠着状態が続いている市場で利益を上げるために何かを仕掛ける人たちはいつもでいるのではないかと思います。

 

 

 

「ボルマゲドン(Vollmageddon)」という用語は、2018年2月5日に発生した米国株式市場の大幅な下落を指しています。この日、S&P500指数は4.1%下落し、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均は1,175ポイント下落し、過去最大の点数下落となりました。

この下落の原因は、市場参加者が急激な利上げに備えて保険として保有していた「VIX(CBOEボラティリティ指数)」連動の金融商品(いわゆる「ショート・ボラティリティETF」)の売却によって、市場に急激な売りが入ったことが主な要因でした。この商品は、市場のボラティリティが低い状態が続いていたために、多くの投資家にとって簡単な利益を生むと考えられていました。しかし、市場の急激な下落によって、この商品に関連する損失が膨らみ、市場の不安感が高まったため、投資家たちは急速にこの商品から撤退しました。

この出来事は、市場の根本的な動揺を示すものであり、投資家たちが市場のボラティリティに対して依存していたことが浮き彫りになった出来事でした。また、この事件によって、市場参加者たちは市場の様々なリスクに対する注意を促されることとなりました。

 

「0DTE」とは、「Zero Day To Expiration」の略で、株式オプション取引において、オプションの満期日が当日であることを意味します。

米国における0DTE株式オプション取引は、主に日中取引時間中に行われます。取引は、株式オプションの価格に対する投資家の見通しに基づいて行われます。この種類の取引は、非常にリスキーであり、十分に理解していない場合は慎重に行う必要があります。

また、0DTEオプション取引は、株式市場に急激な変動があった場合には、大きなリスクを伴います。そのため、経験のある投資家によってのみ行われることをお勧めします。

 

JPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は警笛を鳴らしています。

 

「ゼロDTE」が普及、理解が追いつかないウォール街をかく乱

ウォール街は昔から、新しいものが市場に現れるたびにそのリスクを指摘して投資家に警告する。量的緩和もレバレッジド上場投資信託(ETF)もしかり。今その洗礼を受けているのが、期間24時間未満という超短期の株式オプション取引「ゼロDTE(ゼロ・デー・トゥー・エクスパイレーション)」だ。

Bloomberg

 

一方、ボルマゲドンには否定的な意見もあるようです。

 

「ボルマゲドン」再来も、米株短期オプション急増で=JPモルガン幹部

JPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は先週、短期オプション取引の爆発的増加に触れ、2018年2月に米株式市場の混乱を引き起こしたボラティリティー急上昇の「ボルマゲドン」再来リスクを警告したが、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらはこれに反論した。

Bloomberg

 

 

 

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