2024年は大慣性モーメントモデルが相次いで発売された年でした。『慣性モーメントが大きい=操作性が悪い』というイメージがありましたが、ピンのG430 MAXが売れ続けたことで『慣性モーメントが大きい=曲がらない』というイメージに変わってきました。
すると、テーラーメイドが慣性モーメントが10000のQi10 MAXを発売してピンのG430 10Kと並びました。ピンはもともと大慣性モーメントモデルのG430 MAXを発売していましたが、さらに慣性モーメントを大きくした10Kを発売したことで、一般にも慣性モーメントが大きいと曲がらないというイメージが徐々に浸透してきました。なかには「ピンのドライバーは曲がらないけど飛ばないよね」という思い込みがある人も少なくありません。
私は曲がらないドライーバーは安心感があることで振っていけます。振っていけるということは距離が伸びるし、曲がらないので平均飛距離も伸びます。
フェアウェイキープ率が悪い人は曲がらないドライバーを使った方がいいと思っています。もちろん、合う合わないというのはあるので慣性モーメントが大きいからと言って絶対曲がらないということはありません。日本人は『絶対』という言葉が好きなので、ちょっとでもイメージと違うと敬遠してしまいます。自分の技量を認識したうえで少しでも曲がらないクラブを使った方が、ゴルフが楽しくなると思います。
慣性モーメント ベスト10
慣性モーメントが大きいモデルには『MAX』のネーミングがつくものが多いですね。『大きい=MAX』というのは分かりやすいですからね。現在のところ、G430 MAX 10K、Qi10 MAX、INPRES DRIVESTAR TYPE/Dが10000です。次がG430 MAX、B3 MAX 10.5、INPRES DRIVESTAR TYPE/Sと続きます。
国産メーカーも大慣性モーメントモデルを発売していますが、売れているのはピン、テーラーメイド、キャロウェイなど外国ブランド(外ブラ)ですね。
ヘッドモデルの遍歴
数年前はヘッドモデルが、ツアー系、直進系、ドローバイアス系、軽量モデルの4タイプでしたが、最近はドローバイアス系が大慣性モーメントモデルに置き換わっているように感じます。
慣性モーメント大きいとつかまらないイメージを持つ人が少なくないですが、実際のところは重心角が多きく、アップライト設計でつかまりがいいモデルが多いです。
慣性モーメントが大きいと曲がらないというは事実です。特にスライス系の人には合うと思っています。
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