年初のアメリカ市場は大きく下げましたね。日足で見ると7日と20日移動平均を下回り、50日移動平均でギリギリ戻されました。しかし、週足で見ると7週、20週移動平均を下回ってしまいました。2022年のチャートに似ていますね。来週も陰線で終わると調整にはいるかもしれませんね。
年初に下落すると投資家心理を冷やすので、その年の相場は軟調になることが多いようです。
S&P500の年初のパフォーマンスに影響を与える要因
S&P500の年初のパフォーマンスは、さまざまな要因によって影響を受けます。以下に、主な要因を挙げます。
1. 経済指標の発表
年初には、米国の経済指標が発表されることが多く、これが市場の動向に大きな影響を与えます。特に、雇用統計や製造業の景況感を示す指標は、投資家の信頼感を左右し、株価に直接的な影響を及ぼします。
2. 金利の動向
長期金利の変動も重要な要因です。金利が上昇すると、企業の借入コストが増加し、利益が圧迫される可能性があります。これにより、株式市場全体が影響を受けることがあります。特に、2025年の初めには、長期金利が上昇しており、これがS&P500のパフォーマンスに影響を与える要因となっています。
3. 季節的なアノマリー
「1月効果」と呼ばれる季節的なアノマリーも、年初のパフォーマンスに影響を与えます。過去のデータによると、1月は株価が上昇しやすい傾向がありますが、年初のパフォーマンスが悪い場合、投資家はその年の市場に対して慎重になることがあります。
4. 投資家の心理
市場の心理も重要な要因です。年初は新たな投資戦略やポートフォリオの見直しが行われる時期であり、投資家の楽観や悲観が市場に影響を与えることがあります。特に、年初に陰線で終わると、投資家の間で不安が広がり、売り圧力が強まることがあります。
5. 政治的・経済的な不確実性
国内外の政治的な動向や経済政策の変更も、年初の市場に影響を与える要因です。特に、選挙や政策変更が予想される年には、投資家が慎重になることが多く、これが株価に反映されることがあります。
これらの要因が複合的に作用し、S&P500の年初のパフォーマンスを形成します。
アメリカ経済は依然好調です。FRBの利下げも今年は年2回を予想されているし、利上げ時期も先延ばしになりそう。このままではインフレに逆戻りで再度の利上げの可能性も・・・。トランプ大統領の就任式は1月20日なので、この日が重要になる気がしています。
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