今、この本を読んでいるのですが主人公がある女性の消息を知るために北海道に行き、その女性が居たという牧場(競走馬)で経営者に話を聞きに言ったが何も教えてもらえずに帰ってきた。その女性に御礼の手紙を書いたところ返事が返ってきて、そこに<2月生まれに大成馬なし>と書いてあった。やがてこの牧場の馬(スーパートリック)が大きなレースをいくつも勝ちなどと書いてあったのでちょっと気になって重賞を勝った馬の生まれた月を調べてみた。と言うのも宮本輝氏は1987年に「優駿」という作品で吉川英治文学賞を受賞、緒方直人主演で映画にもなった。「優駿」は僕も読んだのですが、これが競走馬の事がよく書かれていました。もしかしたら、この時に取材をして知ったのが「2月生まれに大成馬なし」と言うことではないかと。
そこで、調べてみると確かに2月生の重賞勝ち馬は3、4、5月に比べて少なかった。まあ、1頭もいないと言うわけではなく昨年、秋華賞を勝ったエアメサイア、DWCに出走したカネヒキリなどは2月生まれだった。ちなみに今週の桜花賞でおそらく1人気になるであろうアドマイヤキッスは2月生まれでした。「先入観は罪、固定観念は悪」ですよね。でも、「知らないよりは知っていた方がいい」と言うことで。
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