今回は「東口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベビー」「黒いフードの夜」「電子の星」の4つのお話。そして「ワルツ・フォー・ベビー」「黒いフードの夜」は泣けた。石田衣良の凄いところはそこら辺に転がっているいろんな出来事をキャッチしてそれに何らかのメッセージをのせて話を纏め上げるところだと思う。ともすると人物描写が甘かったり、ストーリーがぼけたりするけどね。「東口ラーメンライン」はラーメンブームにのった題材だけど出てくる全部のせは美味そうだね。化学調味料を少しだけアクセントで使うとスープが美味くなるような事が書いてあるが、この辺のマニアック度も石田さんならではだね。
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