『陪審法廷』 楡 周平

BOOK
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 2004年、アメリカ・フロリダ州。養父にレイプされ続けた少女を救うため、殺人を犯した日本人少年。罪状は第一級殺人。繰り広げられる、検察と弁護人の「正義なきディベート」。減刑なしの終身刑か、完全無罪か?少年の未来を決めるのは、12人の「普通のアメリカ人」主婦、トラックドライバー、教師、市民が市民を裁くとは、どういうことなのか?

 陪審制度と何か。何故、裁判所は一般の市民に犯罪の判決を下させるのか。なるほどと考えさせられる作品ではあるが、面白みという点ではもう一つかな。

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