『黒の狩人』 大沢在昌

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 中国人連続殺人事件を中国政府による”反政府主義者の処刑”と考えた公安は、事件の解決ではなく、中国国家安全部の情報を得ることを最優先とし、佐江たちを翻弄する。一方中国は、北京から共産党の権力者を派遣し、事件の収束を図ろうとしていた。幾重にも覆われた謎が解け、恐るべき真実が姿を見せ始めたとき、眠り続けた”地雷”が破裂する。


 『○の狩人』シリーズ第3弾です。主役は今回はこれまで準主役だった新宿署の組織犯罪対策課佐江警部補。
 中国人の連続バラバラ死体事件が発生、それとは別に佐江には公安から特命が下り、その補佐に中国人の毛(仮名)がつく。公安、中国安全部、外務省、中国マフィアと中国人バラバラ殺人事件が複雑に絡み合っているので読んでいると頭の中がこんがらがってくる。
 話が複雑に絡み合っているので何度も読み返してしまった。でも、面白いから一気に読めました。


 

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