今や標準仕様となった弾道調整機能付きドライバー。通称カチャカチャドライバーですが、新品で購入時に付属品としてついてくるヘッドを外すためのトルクレンチ(トルクスレンチ、星形レンチ)はメーカー純正品として発売もしています。ただし、ほとんどのメーカーが取り寄せになっています。
また、キャロウェイのROGUE ST MAXシリーズにはこれまで付属だったトルクレンチがついていません。テーラーメイドもFWやUTにはレンチはついていません。ゴルフクラブも価格が上がってきているので、トルクレンチが付属品としてつかないメーカーが増えてくるかも。
メーカー純正トルクレンチの価格
各メーカーの純正トルクレンチの価格は以下の通りです。表示価格はすべて税抜き価格になります。
テーラーメイド ¥1,800
キャロウェイ ¥2,000
タイトリスト ¥3,000
ピン ¥2,400
ダンロップ ¥1,800
ブリヂストンゴルフ ¥2,000
オノフ ¥3,500
プロギア ¥4,000
コブラ ¥2,500
トルクレンチについて
各社のトルクレンチの先端形状は星形をしています。また、私たちはトルクレンチと呼んでいますが、トルクスレンチというのが正式名称のようです。
トルクス®とは
トルクス®とはアメリカのCamcar社が開発したねじの規格です。タイプはT型とE型とに大別され、ボルト頭と工具の接触面が曲線で構成されているのが大きな特徴です。従来のボルト・ナットと比べてトルクの伝達効率が高く、また磨耗や割れの原因となる応力の集中が少ないため、耐久性も高くなっています。トルクス規格は、その優れた特徴や作業性の良さから自動車産業をはじめとする各種産業機械に広く採用されており、今やプロの必須工具となっています。引用元:KTC
トルクレンチの先端は星形をしていて、数種類のサイズがあります。仕事柄、どのメーカーのトルクレンチでも取り外しは出来ますが、コブラは少し大きめのサイズのような気がします。
トルクレンチは一定以上の力が加わるとそれ以上はネジを締め付けないようにレンチ内で空転するように出来ています。締め付けの度合いは各社どのぐらいかは特に好評されていないのでわかりません。専用の測定器でもあれば測ってみたいところですが、そういう測定器もないので使用している感覚としては、プロギアとコブラが少し強い感じであとは同じぐらいかな。
レンチの山がつぶれることはないですが、ヘッド側のネジ山がつぶれやすいのはテーラーメイドです。試打件数が多いので負荷が一番かかっていますが、それでもネジが柔らかいのかよく潰れます。テーラーメイド以外はこれまでやっていてネジ山がつぶれたメーカーはなかったです。
非正規品のトルクレンチ
amazonなどではゴルフメーカー正規品以外の星形レンチが発売されています。サイズが合えば取り外しは出来ますが、取り付けるときのトルクが強すぎるとネジが切れるし、弱いと使っているうちにネジが緩みます。
コメント