2022年後期 メーカー別ゴルフクラブポジショニングマップ

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ピンのG430とスリクソンのZX MK2の発表がありましたので、2022年後期のメーカー別ゴルフクラブポジショニングマップを作ってみました。このマップは私がクラブフィッティングをするときにイメージしているものです。

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ゴルフクラブのポジショニングマップ

私は年間1000人近くのゴルファーをフィッティングしています。1000人のゴルファーがいると、1000人のタイプの違うゴルファーがいます。似ているスウィングをする人はいますが、同じスウィングをする人はいません。肉体のポテンシャル、ゴルフに対する取り組み方などは人それぞれです。

フィッティングをする場合、クラブに対してはある程度のイメージを持っているとフィッティングしやすいです。しかし、イメージを持ってフィッティングしていても、まるっきり当てはまらない人もいます。レアケースの場合もあるので、この人はちょっと違うなと思ったら、真逆の考えでクラブを勧めることもあります。

フィッティング(試打)に来る人の中には自分の球筋がこうだから、こういうクラブが合うと思ってくる方が多いです。特にスピンが多いのでロースピン系のクラブを試打したがる人です。『スピンが多い=ふけあがる』というイメージを持っていたり、人からスピンが多いと言われたり。ですが、そもそもなぜスピンが多くなるのかがわかっていない人がほとんどです。自分のスウィングプレーンや球筋の特性をよくわかっている人は上級者の中のごくわずかですので、分からくて当然なんです。

上記のマップは純正シャフトでのイメージです。また、私個人がメーカーの資料を参考にしたり、実際に試打してみたり、またフィッティングを通してイメージしたマップになります。

 

超ドローバイアス系

スライサーにお勧めのクラブになります。アウトサイドインの軌道がきつめで、ヘッドが開いてヒールからインパクトしてしまうゴルファーに合うと思っています。

ヘッドスピードが40以上ある人はしっかり目のシャフトでやや重めの仕様にしたG430SFTがいいです。また、ヤマハのVD59は重心アングルが深いのでHS40前後の人にあうと思います。

 

ドローバイアス系

こちらもスライサーや、やや右打ちだしのフェード系にお勧めです。

シャフト調整機能付きのSTEALTH HD、ROGUE ST MAX-D、オノフAKA、VD59、G430SFTなど。また、軽量であればTSi1、XXIO12、ROGUE ST MAX FASTなどがいいです。ST-X220は重心距離が短めに設計されているので、ヘッドを返しやすいクラブになっているのでつかまりが悪い人は試してみてもいいかもしれません。

 

ストレート系

市場で一番売れるクラブのカテゴリーです。シャフトに弾頭調整機能(カチャカチャ)がついているものがほとんどなので、ドローバイアスをつけてあげたり、逆につかまりを抑えたりできるのが多くのゴルファーに支持される理由のひとつです。また、売れているクラブや人気のクラブという情報系もこのカテゴリーが一番多いです。売れているクラブが自分に合っているとは限らないのですが、使ってみたいということでしょうね。

 

ロースピン系

ストレートボールを打った時にストレート系クラブよりもスピン量が減少するクラブです。

ストレート系クラブよりも重心位置がやや前目に来ます。STEALTHとSTEALTH PLUSを比べると、STEALTH PLUSは重心を前目にするためにソールのフェース寄りに10gの稼働ウエイトがついています。ブリヂストンゴルフのB1やタイトリストのTSR3・TSR4、ヤマハのVDなどは上から見た投影面積が小さい(ヘッド幅が狭い)のでその分だけ重心が前に来るように設計されています。G430LSTはクラウン部をカーボンにすることで余剰重量をフェース寄りに配置しています。後方のウェイトはG430MAXと同じです。

 

軽量カテゴリー

ステルスグローレ、ROGUE MAX fast、TSi1、XXIO12、DRIVE STAR、LS、AKAは総重量が300gを切る軽量カテゴリーです。ヘッド、シャフト、グリップ重量が軽い軽量カテゴリーは基本的にドローバイアス系が多いです。

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