『炎蛹 新宿鮫Ⅴ』 大沢在昌

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 いくつもの事件が関連性を持って同時進行で事件が起きていく。表題の『炎蛹』だが炎はまさしく放火、蛹というのが面白い発想で南米から持ち込まれた藁人形についた害虫が日本の稲に多大な被害をもたらすという設定。ここに秋葉原などからの盗品売買と麻薬カルテルが絡み、また外国人娼婦殺人も絡んでくる。それぞれが独立しているが、新宿で起きている事なのでどこかで接点がある。これだけネタを仕込んでしまうと軸となる話の筋がぼけてしまうのがちょっと残念。放火と防疫のふたつのうちどちらかだけにしてあった方がよかったような気がしたね。放火犯の人物の仕掛け方などは『新宿鮫』で使われている手法だったね。それと、仙田については最新作の『狼花』で登場してきます。
【登場人物】
 鮫島 通称「新宿鮫」、新宿署防犯課 警部
 桃井 鮫島の上司、新宿署防犯課 警部
 藪  新宿署の鑑識係員
 野本 機動捜査隊
 八潮 埼玉県警一課 班長
 甲屋公典 横浜植物防疫所 防疫官
 吾妻   消防庁予防部調査課 消防指令
 たまき  歌舞伎町のおかま
 青木晶  鮫島の恋人、ロックバンド「フーズ・ハニイ」のボーカル
 串田 放火犯
 氏家 殺人犯
 仙田=ロベルト・ムラカミ
炎蛹―新宿鮫〈5〉

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