「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ徹底解剖

阪元裕吾監督最新作公開記念!髙石あかりと伊澤彩織が織りなす殺し屋女子コンビの魅力に迫る

今や次期朝ドラヒロインとして注目を集める髙石あかりと、スタントパフォーマーとしても活躍する伊澤彩織がW主演を務め、カルト的な人気を博している「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ。その生みの親である阪元裕吾監督の最新作『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』の公開を記念し、シリーズ3作品を一挙に上映するオールナイトイベント「ベビわるナイト!」の開催が決定しました。本稿では、この機会に改めて「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの魅力と、その世界観について深く掘り下げていきます。

「ベビわるナイト!」開催概要

阪元裕吾監督の最新作公開を記念して、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの映画3作品をオールナイトで上映する特別企画です。

イベント名
ベビわるナイト!
開催目的
阪元裕吾監督の最新作『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』の公開記念
開催日時
2025年10月11日(土) 23:00~翌5:07頃終了予定
開催場所
シネマート新宿 スクリーン1
上映作品
  • 『ベイビーわるきゅーれ』(2021)
  • 『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023)
  • 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(2024)

「ベイビーわるきゅーれ」シリーズとは?

本作は、社会に馴染めない元女子高生の殺し屋コンビ、杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)の日常を描く青春アクション映画です。殺しの腕は超一流ながら、家賃の支払いやアルバイトといった社会のルールに悪戦苦闘する二人の姿を、オフビートな笑いと本格的なバイオレンスアクションを交えて描き、国内外で高い評価を得ています。

このコンビは、もともと阪元監督の別作品『ある用務員』(2021)に登場したキャラクターが好評だったことから、スピンオフ的に企画されました。ゆるい日常会話と、スタントパフォーマーである伊澤彩織が魅せるリアルな格闘シーンのギャップが、本シリーズ最大の魅力となっています。

W主演の魅力:髙石あかりと伊澤彩織

髙石あかり(杉本ちさと役)

  • プロフィール: 2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。
  • 役柄: 人懐っこくコミュニケーション能力が高い陽キャだが、キレると手が付けられない一面を持つ殺し屋。
  • キャリア: 映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでブレイク。舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役などで注目を集め、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」では、約3000人のオーディションを勝ち抜きヒロインに抜擢されるなど、今最も勢いのある若手俳優の一人です。

伊澤彩織(深川まひろ役)

  • プロフィール: 1994年2月16日生まれ、埼玉県出身。
  • 役柄: 人見知りでコミュニケーションが苦手な陰キャだが、一度戦闘モードに入ると驚異的な強さを発揮する殺し屋。
  • キャリア: 日本大学藝術学部映画学科でアクションを学び、スタントパフォーマーとしてキャリアをスタート。映画『キングダム』や『るろうに剣心 最終章』などでスタントを担当。本作では俳優として本格デビューし、その卓越した身体能力でリアルなアクションシーンを構築。日本映画批評家大賞で新人女優賞を受賞するなど、俳優としても高い評価を受けています。

映画シリーズ作品一覧

『ベイビーわるきゅーれ』 (2021年7月30日公開)

あらすじ: 高校卒業を機に、殺し屋協会からの命令でルームシェアを始めたちさととまひろ。社会人として表の顔を持つことに苦労しながら、ヤクザとの抗争に巻き込まれていく。シリーズの原点であり、口コミで評判が広がり異例のロングランヒットを記録した。

『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』 (2023年3月24日公開)

あらすじ: 殺し屋協会で自分たちのポストを狙うアルバイトの殺し屋兄弟、ゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)との対決を描く。前作からスケールアップしたアクションと、より深まる二人の関係性が見どころ。

『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』 (2024年9月27日公開)

あらすじ: 宮崎への出張ミッションで、150人殺しを目指す一匹狼の最強殺し屋・冬村かえで(池松壮亮)と遭遇。シリーズ史上最も手強い敵との死闘が繰り広げられる。先輩殺し屋役で前田敦子も出演。興行収入もシリーズを追うごとに増加しており、その人気の高まりを示しています。

ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」

2024年9月5日から11月21日までテレビ東京「水ドラ25」枠で放送された全12話の連続ドラマ。時系列としては映画第3作『ナイスデイズ』の後の物語とされ、映画では描ききれなかった二人の「エブリデイ(日常)」をより深く描いています。

飛永翼(ラバーガール)、水石亜飛夢、中井友望といったお馴染みのキャストに加え、草川拓弥(超特急)、本田博太郎、柄本時生らが新キャストとして参加し、物語に新たな彩りを加えました。

高い評価と満足度

本作はFilmarksの「2024年秋ドラマ初回満足度ランキング」で1位を獲得するなど、視聴者から極めて高い評価を受けました。映画ファンだけでなく、新たなドラマファン層も獲得したことを示しています。

監督・阪元裕吾と「殺し屋ユニバース」

1996年生まれの若き鬼才、阪元裕吾監督。彼の作品群は、しばしば「阪元ユニバース」または「殺し屋ユニバース」と呼ばれ、複数の作品で世界観が共有されています。その中核をなすのが、京都のフリーランス殺し屋・国岡昌幸の日常を追ったフェイクドキュメンタリー『最強殺し屋伝説国岡』シリーズです。「ベイビーわるきゅーれ」の二人も、このユニバースに存在する「関西殺し屋協会」に所属する殺し屋という設定です。

最新作『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』

2025年10月10日公開予定の本作は、「国岡」シリーズの最新作。うだつの上がらない殺し屋・真中卓也(松本卓也)が、国岡昌幸(伊能昌幸)との過酷な修行を通して成長していく姿を描く痛快エンターテインメントです。「ベビわるナイト!」は、この阪元ユニバースの新たな一幕を祝うためのイベントでもあります。

本ページは提供された情報を基に、2025年9月19日時点の内容で構成されています。

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