PASMO登場前の記事を読み返す。パスネットからスマホまで約20年

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2005年12月、このブログで「ICカード『PASMO』」という記事を書いていました。パスネットとバス共通カードが一つになり、Suicaとも相互利用できる。便利そうだけれど、発売は2007年3月なのでまだ先だ、と書いています。

それから約20年。PASMOはカードだけでなく、スマートフォンに入れて使うものになりました。便利になったのは間違いないのですが、当時想像していた「一枚にまとまる便利さ」と、今の「スマホに集まる便利さ」は少し違います。

2005年はカードを減らせることが便利だった

パスネットは鉄道、バス共通カードはバスで使うものでした。PASMOが始まる前は、乗る交通機関によってカードを持ち替える必要がありました。

PASMOはそれを一枚にまとめ、Suicaとの相互利用も広げました。財布の中のカードが減る。それが最初の大きな変化だったと思います。

今はカードではなく、サービスが増えた

モバイルPASMOなら、スマートフォンで残高確認やチャージができます。定期券もスマホで購入できます。カードを券売機へ持っていく必要が減りました。

一方で、モバイルPASMOと手元のPASMOカードは別のPASMOです。残高を共有する予備カードではありません。複数の交通系ICカードをスマホへ入れても、自動的に一つの残高へまとまるわけではないです。

昔はカードを一枚にする話でしたが、今はアプリ、会員情報、クレジットカード、ポイントサービスをどうつなぐかという話になりました。便利になった分、仕組みは見えにくくなっていますね。

使わないカードは10年で失効する

PASMOの規則では、利用、チャージ、交換などの取り扱いがないまま10年が過ぎると失効します。昔使っていたPASMOを引き出しから見つけても、そのまま使えるとは限りません。

記名PASMOや定期券なら紛失時の再発行ができますが、登録した氏名や生年月日が正しくないと手続きできない場合があります。昔作ったカードほど、登録内容を覚えていないこともありそうです。

便利さの中心が変わった

2005年の記事では、PASMOがSuicaと一緒に使えることだけで十分に便利だと感じていました。現在は全国相互利用が広がり、スマホでチャージまでできます。

ただ、スマートフォンの電池切れや故障に備えて物理カードを持つなら、それは別残高のカードとして管理する必要があります。約20年で乗車は簡単になりましたが、使う人が理解することは増えました。

PASMOの歴史を見ると、便利さは「一枚にまとめる」から「スマホで管理する」へ変わったのだと思います。

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