今週末は日本ダービーです。競馬は日本ダービーを中心に回っていると言ってもいいでしょう。日本ダービーが終わると夏競馬の始まり。2歳馬戦が始まり、新たなダービー馬探しが始まる。今年の日本ダービーを勝つのはどの馬か。3歳馬7462頭の頂点に立つのは。
過去の日本ダービー馬を見ると皐月賞出走馬が圧倒的に多い。やはり、G1に出走した馬というのはそれまでトライアルでいい成績を上げ来ている。その馬達が争うので厳しいレースになる。その厳しいレースを経験した馬が、日本ダービーでも好走する。最近ではNHKマイルカップをステップにダービーに出てくる馬がいるが、その馬たちは日本ダービーを勝つために逆算してレースを使われている。そして、計算通りの走りをして日本ダービーに挑んでくる。レースというのは消耗戦になるので、使いすぎてもよくない。だから、予定通りのレースを使われている馬がいい。
アンライバルド(皐月賞3人気1着)
皐月賞では3強の一角として3人気に。しかし、終わってみれば圧巻の勝利。ちょっと行きたがるところのある馬だが、抑えれば折り合う。そして、ゴーサインを送ってからの反応が抜群にいい。車で言えばシフトダウンしてアクセルをふかすようなもの。あまりの加速によれる事があるほどでまだまだ未完成な部分が多い。皐月賞を見ると勝負所を馬なりで上がって行けるので、これならダービーでもいい走りが出来ると思った。追い出しを我慢すればするほど伸びそうな馬だからね。
トライアンフマーチ(皐月賞8人気2着)
しんがりからの競馬で、直線だけで2着に入ってきた。こういう走りをされると直線の長いダービーでも期待してしまうが、こういう馬は3着止まりというのが多い。スペシャルウィーク産駒なので距離は持つと思うが、母が短距離馬のキョウエイマーチですからね。その辺りがちょっと気になる。
セイウンワンダー(皐月賞4人気3着)
皐月賞はスタートが悪くて後方から。しかし、直線はよく追い込んで3着に。弥生賞は久々と太めと言うこともあり反応が悪かったが、皐月賞ではこの馬本来のキレが出てきた。折り合いは付くタイプなのでスタートがよければいい競馬が出来るはず。枠順はあまりよくないが、内にいる馬が前に行くタイプなので潜り込めるといいね。
アプレザンレーヴ(青葉賞1着)
毎日杯3着から青葉賞を使われて1着に。ここ3戦での上がり3Fはメンバー1。いい決め手がある馬だが、どこからでも競馬が出来る。シンボリクリスエス産駒はしぶとい競馬をするタイプが多いので厳しいレースは合っている。枠順はいいし、鞍上の内田博幸とのコンビもいい。
アイアンルック(NHKマイルカップ8着)
毎日杯-NHKマイルカップ-日本ダービーは狙ったローテーション。NHKマイルカップでは残念な結果だったが終いは伸びていた。NHKマイルカップは前残りのレースなので度外視していいと思う。再度、この馬の決め手に期待したい。
ブレイクランアウト(NHKマイルカップ9着)
NHKマイルカップはぶっつけで惨敗。もしかしたら久々は走らないタイプかも。ハイペースよりもスローペースが合うタイプだと思うので、道中は動かずに、直線勝負になるようだと面白いかも。
前走2桁着順から巻き返した馬はほとんどいないので、あの馬とあの馬は軽視しました。
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