フランスの文豪アレクサンドル・デュマを描いた作品なのだが、アレクサンドル・デュマという人物を知らないので読み始めたころは退屈で仕方がなかった。それでも、我慢して(笑)読んでいるとアレクサンドル・デュマという人物のポジティブな性格とあきれた金銭感覚が面白くて夢中になってしまった。これも知らなかったのだが映画『三銃士』(5回も映画化されている)の原作者だった。父がナポレオン政権の時に活躍した人物で、そのこと誇りに思い父を超えたいという一心で功績を挙げようとするがそこは作家なので行動がはちゃめちゃ。面白く書かれているのか、もしかしたらそうなのか。アレクサンドル・デュマという人物に興味を持ったので今度はその父を描いた『黒い悪魔』を読んでみたい。これも佐藤賢一さんが書かれています。
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『黒い悪魔』 佐藤賢一
先日読んだ『褐色の文豪』の主人公アレクサンドル・デュマの父親を書いた本。何事も…