未来予測小説『平成三十年』 堺屋太一

平成三十年 (上)  平成三十年 (下)
 1997年から書かれた小説で日本がここまま何もしなかったら(というのは極端だが)ということを前提に平成三十年にはこんな風になっているだろうという未来予測小説。
 通商産業省で官僚をしていだけあって数字には明るい。1ドルがいくらになって、物価がどのくらいになってなど本当にこうなったら怖いと思わせるような内容。1ドル300円でガソリンがリッター1000円と予測。物価が上昇して稼いでも楽にならない世の中になるらしい。まあ、そこまでは極端な事にはならないと思うがこのままだと危ないと警鐘を鳴らしている本だと思えばいい。ただ、人物名が戦国武将になぞられているのでなまじ分かっているだけに鬱陶しい。それと、文章がまどろっこしい。題材が面白いだけにもうちょっと何とかならないかな~と思ってしまった。