『銀しゃり』 山本一力

BOOK

 題名の通り寿司を題材にした作品。人情味あふれた作品なので一気に読めてしまう。銀しゃりというだけあって米の研ぐシーン。また、食に関するシーンが多くて空腹時に読むのはやめておいた方がいい。初めて山本一力作品を読むひとにとっては読みやすくていいかもしれないが、山本一力ファンにとってはちょっと物足りないかな。新吉に恋心を抱くおけいとのやりとりや勘定方の小西秋之助はいい味を出しているけど、おけいの兄で新吉の友順平の話がちょっと手抜きかな。