地震。その時、僕は・・・。

災害
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 地震があったその時に僕は仕事をしているビルの10階にいた。休憩中で石原都知事が都知事選出馬のニュースを見ていた。その時、地震が起きた。
 最初は小さく揺れて、そして小さく突き上げるような縦揺れ、そして「グラッ」ときた。これは、「ヤバイ」と思って非常口へ。同僚たちもただ事ではない揺れに出口付近に集まった。最初は倒れそうになる棚を押さえていたけど、揺れが少しおさまった時に一斉に階段を下りて1階に。
 地上では周りのビルから出てきた人でごった返していた。一旦、揺れがおさまったので再びビルの中に入って倒れたモノを直していたりしたが余震があまりにも多いので再度1階に。結局、この日は仕事にならずに早めの帰宅になった。
 電車は止まっているのは分かっていたので覚悟を決めて新宿から調布まで歩いて帰ることに。金曜日と言うこともあり歩いて帰る人で甲州街道沿いは人人人。道路も首都高速が閉鎖で大渋滞。途中、お腹が空いてラーメンを食べた。足は痛かったけど歩いている人も多いし、ひとりじゃないと思うと結構歩けてしまった。家に着いたのは22時頃。暖かい風呂に入ってホッと一息ついたときに、あの揺れがもっと大きかったと思ったらぞっとした。
 歩きながら家に電話をしたけどiPhoneからは全然繋がらないのには参った。ショートメールは送れたけど、返事が来ない。携帯で話している人がいるところを見るとソフトバンクは弱い。公衆電話はどこも列が出来ていたけど、千歳烏山を過ぎた辺りで使っていない公衆電話を見つけてそこで彼女に連絡をした。彼女に怪我はなくホッとした。

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