先日、7月5日に発売されるタイトリストのTS1とTS4と試打しました。それぞれを試打して感じたこと、分かったことを書いてみます。
img:titleist.com
TS1はスウィンガータイプで、持ち球はフェード系が合うクラブ
TS1の純正シャフトは、タイトリストDiamanaとタイトリストAirSpeederがあります。タイトリストDiamanaのフレックスSシャフトで、トータルウェイトは275g。タイトリストAirSpeederのフレックスSRで、トータルウェイトは270gとなり、TS2やTS3と比べるとかなり軽いクラブになっています
メーカーホームページのTS1のサイトには以下のように書かれています。
EFFORTLESS. DISTANCE.
そのフルスピードは、想像を超える!
パワフル・ビッグドライブ。
TS1ドライバーは、極限までスピードシャーシを軽量化し、クラブ全体でスピードアップを追求。ヘッドの初速だけでなくクラブスピードも最大化させ、プレーヤーのポテンシャルを引き出します。かつてない飛びを叶えるために―。想像を超えるパワフルドライブを実現します。TS1ベネフィット
・想像を超える飛距離性能
・かつてないクラブスピードとボールスピード
・高い許容性と驚きの直進ビックキャリー
・振り抜ける爽快感。心地よい打感・打音TS1 | ドライバー|ゴルフクラブ|Titleist|タイトリスト 日本公式サイトTitleist(タイトリスト)のTS1、日本公式ページです。ギャラリー、テクノロジー情報、スペック表など製品情報を公開。
クラブ重量が軽いのでヘッドスピードが上がり、また初速も出るので飛距離が出るようなことが書かれていますが、僕の場合はクラブが軽くなったからと言ってヘッドスピードは上がりませんでした。また、TS1のヘッドはTS2よりもヘッドの返りがよく非常につかまりのいいクラブでした。それと、タイトリストDiamanaは先中調子でシャフトが走るのでボールが上がりやすいです。タイトリストAirSpeederは軽すぎて、僕は振りにくかったです。
僕の場合、ヘッドスピードがないけどドロー系でバックスピンが少ないのでTS1+タイトリストDiamanaだと左に行きやすかったです。右にすっぽ抜けたようなときは高さとスピン量が増えるので飛距離は伸びましたが、(期待が大きかった分だけ)思ったよりも飛びませんでした。ヘッドが軽いせいなのかボールの勢いが弱いような気がしました。
TS1はヘッドスピードが40前後でスライス系で、バックスピンが多い方にはいいクラブだと思います。ただし、今使っているクラブのシャフトが60g台で、トータルウェイトが310g以上だと、TS1の方が軽い分だけ打点にばらつきが出て球筋が安定しない可能性が大きいと思います。
TS4は思ったよりも難しくないが、スピン量は激減する
TS4はカスタム専用ということなので、僕の中では一番合っていると思うTS2の純正でついているタイトリストKUROKAGEで試打してみました。TS4はヘッド容量が430ccで、ライ角がTS2/TS3と同じ58.5。交換ウエイトの位置がフェース寄りで、スピン量を抑える設計になっています。
試打してみると、スピン量が少ないのでキャリーが出ませんでした。ティーを少し高めのして打ってみると少しだけキャリーは出ますが、フェースのセンターよりも上にあたるとスピン量が減ってしまいますので逆に失速する感じでした。ティーを低めにしてフェースの下目で当たったときにギヤ効果で適度にスピンが効いたときに飛距離は伸びました。シャフトをテンセイCKPROオレンジ5Rで試打すると引っかかりが抑えられて距離が伸びました。テンセイは硬いイメージがありましたが、シャフト自体がカウンターバランス(手元寄りがやや重い)なので、手元調子ですがいい感じの撓り感で振りやすかったです。
僕はドロー系/引っ掛系なので、TS4だとつかまりすぎないのが良かったです。ヘッド容量が430ccですが、難しさは感じませんでした。形状的にディープではなく、TS3を小ぶりにした感じなので慣性モーメントはそこそこ高い感じがします。
TS4はヘッドスピードがあるけど、スピン量が多い方にはいいと思います。また、カットぎみに入って左からまいて右に行くような人にもいいかもしれませんね。重心距離が短いので、こねて左から右へみたいな球筋の人だとスピン量が減るヘッドなので飛距離が伸びると思います。
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