日本を代表する4大シャフトメーカーと言えば三菱ケミカル、フジクラコンポジット、グラファイトデザイン、USTマミヤの4社です。この4社からは毎年新しいシャフトが発売されていますが、どのモデルがいつ発売されていたのか調べてみました。また、それぞのシャフトにはついてはザックリとまとめてみました。
三菱ケミカル(旧三菱レイヨン) DiamanaシリーズとTENSEIシリーズ
三菱ケミカルのシャフトと言えばDiamanaシリーズとTENSEIシリーズがあります。古いところではFUBUKIシリーズやKUROKAGEシリーズなどもありました。
Diamanaシリーズは元調子の白系、中元調子の青系、先中調子の赤系の3つの系統をマイナーチェンジしながら発売していましたが、第四世代のDF以降は中元調子を中心に発売しています。
TENSEIシリーズは海外向けのTENSEIシリーズを国内に逆輸入の形で発売しています。最初はタイガーウッズが使用して話題になったTENSEI CK PRO ORANGEが上陸し、ブレイクしました。その後は1KシリーズでWhite、Orange、Blueが発売になりました。
フジクラコンポジット SPEEDERシリーズとVENTUSシリーズ
フジクラコンポジットはSPEEDERシリーズとVENTUSシリーズがあります。SpeederはEVOシリーズが7代続き、その後はNXシリーズになりました。NXシリーズはフジクラ独自のトルクコントロール(VARIABLE TORQUE COREテクノロジー)でボールのばらつきを極力抑えています。NXシリーズは女子プロの使用率が高いことで、人気のシャフトです。
VENTUSシリーズは三菱ケミカルのTENSEIシリーズと同様に逆輸入モデルです。こちらも海外の男子プロが使用していることで、ハードヒッターに人気のシャフトです。現在はTRシリーズが発売されています。
グラファイトデザイン TOUR ADシリーズ
グラファイトデザインはTOUR ADシリーズが有名ですね。デザインは一貫して手元に縞模様を入れています。以前は日本の男子プロの使用率が高かったですが、最近はVENTUSシリーズにおされてますね。
基本的に手元がシッカリした中調子系を中心にモデル展開しています。
USTマミヤ ATTASシリーズ
ユニークなネーミングと言えばマミヤのATTASシリーズです。ネーミングほど個性的ではないシャフトバリエーションですが、意外とアマチュアには使いやすいシャフトだと思っています。私が好きだったのはDJと同時期に発売されたT2でDJほど中間から先がビュッと走らずに、全体的にしなってつかまえてくれるのがよかったですね。
また、三菱のダブルキックのFUBUKIシリーズと同じダブルキックの4Uもよかったです。ただ、シャフトカラーがグリーンだったのでユーザーの受けはハッキリ分かれてました。
シャフトの選び方
接客をしていると「自分に合っているシャフトは何か知りたい」という人が多いです。情報社会ですが、その情報だけでは今使っているクラブやシャフトが自分に合っているか分からないようです。
シャフト選びの第一歩としては、振りやすいシャフト、出来るだけフェアーウェイに残るシャフト、最後にコントロールしやすいシャフトです。振りやすいシャフトは現在の自分のスウィングとのマッチングがいい可能性が高いです。そういうシャフトだと方向性もよく、ミスが少なくなります。
ゴルフは恐怖との闘いでもあり、ボールの曲がりが大きいシャフトだと振りきれなくなります。一発の飛びもいいですが、平均的に方向性のいいシャフトを選んだ方がメンタル的にいいからです。
飛びを選ぶか方向性を選ぶかは、その人の価値観になります。ですが、飛びと方向性の両方を追い求めるゴルファーの多いのも事実です。私も飛んだ方がいいと思いますが、飛んだときは振っていますから安定感はおのずと下がります。安定感を出そうと思ったら、振り過ぎないようにしているので飛距離は落ちます。
飛距離か、方向性か、両方かを選ぶのか。シャフト選びをするときは、自分のクラブと使ってみたいシャフトのクラブを1球ずつ結果をみずに交互の打ち、それぞれ3球打った時に自分のとっていい結果が出たほうが合っているシャフトだと思っていいです。
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