テレビの裏側に迫る『虚像の砦』

虚像の砦
虚像の砦

posted with amazlet on 06.11.27
真山 仁
角川書店

 放送事業再免許を控えた民放キー局PTBを舞台に、政治家・官僚との三角関係、経営を巡る内外の権力抗争、悪化する財務を暴き、報道の役割、バラエティの意味、テレビがもたらす「感情誘導」とは何かに迫る野心作。

 ニュース番組のディレクター風見とバラエティ番組のプロデューサー黒岩。この2人を通して報道のありかた、バラエティ番組のあり方をリアルに表現し、読み応えのある物語にしている。テレビに対する考え方がちょっと偏っている感じはするけど視聴率の為の番組操作や政治がらみの報道などのは、的を得ているだった。
 話は面白いけど、時間軸をしっかり読者に把握させたいのか項目ごとに日時間場所が書かれているのは作者が律儀な人なのかも。でも、これって無くても十分なんだよね。

 「便利になるという事は、不便の時に持っていた美徳を捨てることだ」 p110

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