2007年10月12日

『ジェネラル・ルージュの凱旋』 海堂尊

 東城大学病院を舞台に繰り広げられた医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『螺鈿迷宮』に続く第4弾。

 この作品は『ナイチンゲールの沈黙』が表とすると、その裏舞台で繰り広げられているもう一つの物語といった感じ。まあ、手法としては『ナイチンゲールの沈黙』のプロットを考えたときに、同時にいくつかの違う話を考えて、『螺鈿迷宮』のネタがちょっとないので出してきた的な話。でも、内容的には『ジェネラル・ルージュの凱旋』の方が断然良いです。今回のメインキャスト・救命救急センター部長の速水晃一はオレンジ病棟のヒーローで看護婦のあこがれの的。とにかく隙がなく仕事が出来る。最後に大舞台が用意されているのはなかなかいいが、倫理問題審査会とのまどろっこしいやりとりが邪魔。まあ、アレは作者が好きで茶化しているような所があるので仕方がない。メインキャラクターを喰いつぶすサブキャラクターの白鳥の活躍はちょっとだけ。その分、姫宮が暴れていたという感じ。まあ、漫画だね。

ジェネラル・ルージュの凱旋

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