2009年3月14日

『火の粉』 雫井脩介

 元裁判官・梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内が引っ越してきた。溢れんばかりの善意で、梶間家の人々の心を掴む武内に隠された本性とは?

 裁判官・梶間勲が一家惨殺事件で被告人・武内を無罪判決とした。梶間勲が裁判官を辞めて数年後に隣に武内が引っ越してきた。『火の粉』というタイトルですから何かが起きるのは分かっているが、どのような展開になるのかを楽しみながら読める。ただ、梶間勲、、妻の尋恵、息子の嫁・雪見の3人称で書かれているのでしまりがないように感じた。この作品には日常起きそうないろいろな問題を取り込み、読み手の感情を揺さぶるような書き方をしているが、それがちょっと押しつけがましいと感じたところもあった。

火の粉 (幻冬舎文庫)

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