前回はG425シリーズの純正シャフトを基準にピンツアーやカスタム系50g台のシャフトの振動数を測りました。今回はもう少しハードな60g台を中心に振動数を測ってみました。振動数を測ったシャフトは以下の通りです。
VENTUS BULE 6S / VENTUS BULE 6X
Diamana D-Limited 6S / Diamana D-Limited 6X
TENSEI CK PRO OG 6S
TENSEI PRO White 1K 6S
TOUR AD HD-6S / TOUR AD HD-6X
SPEEDER EVO7 661-S
Diamana TB-60 S
PING TOUR 173はバリエーション豊富
PING TOUR 173には55SR、55S、65R、65S、65X、75R、75S、75Xの8種類があり、55シリーズ、65シリーズ、75シリーズのそれぞれのフレックスで重量差があります。55シリーズは軽硬系、65と75シリーズは粘り系というイメージです。
振動数で見ると、55S(272)、65S(268)、65X(284)、75S(261)、75X(270)となっていました。同じSフレックスでは55>65>75となり55が一番硬く、Xフレックスでは65>75となっていました。一般的にシャフト重量が重くなると振動数は硬くなりますが、PING TOUR 173シリーズでは重い方が振動数が柔らかく出ています。重いシャフトの方が振りやすいけど、硬いシャフトだと力み過ぎるという人には75Sがおすすめです。また、シャープに振り抜きたい人には55Sがおすすめです。
TENSEI PRO WHITE 1KとTENSEI CK PRO Orange
この春に発売になるTENSEI PRO WHITE 1Kは日米で発売される新商品です。TENSEIシリーズにはメジャー選手が使うCK PROやCKがありますが、PRO WHITE 1Kは別物です。日本で発売されているTENSEI CK PRO Orangeは手元にタングステンを入れてカウンターバランスにしていますが、PRO WHITE 1Kは手元にクロスカーボンを入れて手元にしなやかさを出しています。ソリッド感が欲しい人はD-Limitedがお勧めです。PRO WHITE 1Kの50SとD-Limited 50Sを試打しましたが、PRO WHITE 1Kの方が手元のしなり感があって振り抜きがよかったです。D-Limitedは手元もしっかりしているのでヘッドスピードがある人には合うかもしれません。
振動数やトルクはあくまでも目安で、振り感を大事にした方がいいです。数値に頼るのが悪い事とは思いませんが、自分の感覚を大切にした方が自分に合ったシャフトが見つかると思います。VENTUS 6SとHD-6Sは振動数、トルク、シャフト重量が似ていますが、シャフトの特性はまったく違いますからね。キックポイントが違っても数値が同じに出てしまうことはよくありますので注意した方がいいと思います。
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