各シャフトメーカーのドライバーの振動数を測ってきましたが、フェアウェイウッドの振動数ってどのぐらいなのだろうか?と思ったので、SIM2で測ってみました。
SIM2 ベンタスブルーの振動数
SIM2のヘッドにベンタスブルーを装着したときの振動数は上記のようになりました。フェアウェイウッドはドライバーよりも2.25インチ短くなるので、振動数は硬く出ます。また、SIM2の#3と#5では長さが1インチ違うので、やはり硬く出ます。しかも、テーラーメイドの場合、カスタムシャフトは#3用はノーカット、#5用は1インチカットが標準仕様です。
#3はドライバーに比べてバット(手元)を2.25インチ短いので、ベンタスブルーの場合だと手元のしなり部分をカットしているので、先端度剛性を強めに感じる場合があります。また、#5になるとドライバーよりもチップ(先端)で1インチ、バット部で2.25インチカットされているのでさらに硬くなります。ヘッド重量はドライバーよりもありますが、シャフトのしなりはかなり抑えられています。
クラブの重量フローで、ドライバーは6S、フェアウェイウッドは7Sにしている場合、フェアウェイウッドはかなり硬いシャフトになります。ヘッド重量は同じなので6Sに比べてしなりはさらになくなります。
SIM2 TENSEI SILVER TM50の振動数
SIM2の純正シャフトTENSEI SILVER TM50の振動数は上記のようになりました。カスタムシャフトと違い純正シャフトは#3で0.5インチ、#5で1.5インチほどカットされています。カスタムシャフトに比べるとトルクが多いので、カットすることで硬さを出しているようです。
クラブメーカーによってフェアウェイウッドのチップカットはまちまち
シャフトの先端部分をカットして硬さを出すのは大昔からやっていた事でした。ウッドでもスチールシャフトが全盛の時代ではドライバーはノーカット、#3は0.5インチ、#5は1インチと言うのが主流でした。その時代は、ドライバーの長さが43インチ、#3が42インチ、#5が41.5インチでした。
それが、今はカスタム系シャフトのドライバーが45~45.5インチ、#3が43インチ、#5は42~42.5インチになっています。一部、カスタム系シャフトでもFW用がありますが、ほとんどがドライバーとフェアウェイウッドは兼用です。
クラブメーカーは#3のクラブに入れるシャフトのチップをどのぐらい切るのか、切らないのか。それは、クラブメーカーのカスタムクラブの仕様によってそれぞれ違うので一律ではありません。
コメント