相場用語 オプションスキューとフロントランニング

資産運用
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YOUTUBEチャンネルや経済番組のコメンテイターなどで活躍しているエミンさんことEmin Yurumazu (エミンユルマズ)さんのツイートで分からない用語があったのでメモ代わりに残しておきます。

 

出典元:Twitter @yurumazu

 

オプションスキューとフロントランニング

「オプションスキューが下げっぱなし」「フロントランニングがあると要注意」って何のこと?

分からないので調べてみました。オプションスキューとは

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出する市場のゆがみ(skew=スキュー)を数値化した指数。S&P500指数を対象とするオプション取引で、コール(買う権利)に対するプット(売る権利)の需要の強さを表す。オプション市場で将来の大きな価格変動に備える取引が増えると上昇し、市場で想定外の事象を意味するブラックスワン(黒い白鳥)が出現する可能性を示唆する。

引用元:野村証券

この説明でも分かりませんね。こちらのサイトを見ると恐怖指数のVIX指数に対して先行するオプション価格のボラリティを指数化したものらしいです。

次にフロントランニングですが、こちらは

金融商品取引業者またはその役職員が、顧客から有価証券の売買の委託等を受けた場合、その売買を成立させる前に、自己の計算において同一銘柄の売買を成立させることを目的として、顧客の注文より有利な価格(同一価格を含む)で有価証券の売買を行うことをいい、金融商品取引法で禁止されています。

引用元:JPX

つまり顧客の注文情報を利用した自己売買ってことですね。

ということは、年末ラリーに向けてボラリティを下げているけど、これはやりすぎ?っていうことかな。昨日の下げ相場でもVIX指数は若干上げただけにとどまり悲壮感はないです。ということは、ここから株価は上がるということ?

エミンさんはYOUTUBE番組の中で、「(債券市場は)株式市場の数倍ぐらいの大きさで債券投資家っていうのは基本的に株の投資家より頭がいいんです。これはロジカルに長期的に考えている」と言っています。調べてみると、やはり債券市場は株式市場の数十倍大きな市場のようです。

ですから、株クラのインフルエンサーたちが「実質金利を見ろ」「10年債をみろ」というのもうなずけます。私のような小市民は目の前の株価に一喜一憂していますが、債券市場の住人たちは日々の値動きよりも遥かに長いスパンで感がているし、金利の動向で今後はどのような動きになるかも予測出来ているわけですね。

TradingViewではオプションスキューの指数を見ることが出来ます。シンボルはSKEWです。

 

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