テーラーメイドのSIM MAXは前作M6と比べて優しくなっている

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今年の大注目のドライバーと言えばテーラーメイドのSIMシリーズとキャロウェイのMAVRIKシリーズでしょう。市場でもこの2つのモデルが売上上位を占めています。そこで、今回はテーラーメイドのSIM MAXについて書いてみます。

テーラーメイド派 M6よりもSIM MAXのほうが優しい

テーラーメイド派というのは指名買いの人たちの事です。他のメーカーと打ち比べるのではなく、SIMかSIM MAXを試打せずに買うか、試打して決める人たちです。タイトルにあるようにアマチュアに優しいという観点からはSIM MAXがおすすめです。SIMよりもSIM MAXの方がつかまりがいいです。また、ボールも上がりやすいのでキャリーが出ます。

前作のM6と比べた場合ですが、私はSIM MAXの方が優しいと感じました。ポイントはソールの座りです。試打している人を見ると8割以上の人がヘッドをソール(地面につけて)してグリップを握りアドレスをします。M6をソールしたときと、SIM MAXをソールしたときではフェースの見え方が違います。どう違うかと言うと、M6に比べてSIM MAXの方がよりストレートに見えます。M6をソールして構えるとやや右を向いて見えます。利き目が右目の場合で、ボール位置が左足寄りの場合は右に向いて見えない人もいると思います。でも、M6とSIM MAXを比べるとフェースアングルの違いが分かります。

プロや上級者になるとソールを浮かせるなどして自分でスクウェアに合わせることができます。何千人ものゴルファーをフィッティングしてきましたが、普通のアマチュアゴルファーではそれができない人がほとんどでした。まあ、普通のアマチュアゴルファーはアドレスの再現性が低いですからね。

話を戻すと、フェースアングルがストレートか、ややフック気味に見えたほうがつかまりがいいイメージになります。スライサーの場合、自分でフックフェースを作ってアドレスをする人がいます。こういう人は、ソールしたときに少しでもフックに見えるようなヘッドであればわざわざ手首をこねてフックフェースにする必要はないです。『手首をこねない』これが出来ると自然なアドレスを作る第一歩になります。できるだけ、自然なアドレスを作れるクラブが良いクラブで、それがSIM MAXです。

テーラーメイドのスリーブについては以下のページを参考にしてください。

SIMとSIM MAXのシャフトスリーブポジション(ロフト・ライ角調整機能)について
テーラーメイドのSIMとSIM MAXのシャフトスリーブポジション(ロフト・ライ角調整機能)について書いてみます(12ポジション・2度スリーブ) テーラーメイドのSIMとSIM MAXのシャフトスリーブの可変は12ポジションあります。これは

SIMとSIM MAX シャフトとグリップの違いでつかまりが違う

SIMとSIM MAXではシャフトが違います。また、純正シャフトにおいてはグリップ重量も違います。この違いがつかまりに大きく影響しています。ヘッド単体で見た場合(例えば同じシャフトを装着した場合)はつかまり度合いはそれほど変わらないと思っています。

SIMはいわゆるカスタム系シャフトとの相性がいいように、シャフトも純正シャフトにしてはやや固めで、グリップ重量は標準。それに対し、SIM MAXは優しさを出すためにシャフトはSIMのTENSEI SILVER TM50よりやや軽く、少しトルクを多めにしてあります。また、グリップ重賞が軽量になっているます。下のスペック表を見るとシャフト重量、トルク、バランスなども軽く、柔らかい方向になっているのが分かります。この表には出ていませんが、ヘッド重量もSIM MAXの方が軽いです。

軽いと何が良いかと言うと振り抜きが良くなります。重いクラブ(適正の重さよりも)の場合、人間は振り下ろすよりも引く動作をしやすいです。また、振り下ろそうと力が入ると右手首が立ってアウトサイドインの軌道になりやすいです。SIMでつかまりが悪い人はSIM MAXを試し、SIM MAXでつかまりが良すぎる人はSIMを試してみるのがいいです。そのうえで、シャフトをカスタム系に変えて試すのがいいです。カスタム系を試す場合の注意点ですが、素振りをしてから3球以内にいいボールが出なければ現時点で合わないシャフトです。そのシャフトを使いたければ、試打は必要ないです。ひたすら、練習あるのみです。今の自分にあったシャフト見つけたいなら、3球以内にいい球が出るシャフトを選んでください。何種類が該当した場合は、再現性の高い方を選んでください。なぜ、3球かというと本番では1ホールで多くて2球しか打ちません。何十球も打ってからいい球が出ても、本番ではいい球はなかなか出ません。ですから、3球で十分です。その、3球に集中して試打が出来るようになると間違ったクラブ選びをしなくなるようになります。まあ、何十球も試打してもいいですが、そこはTPOをわきまえてください。試打はクラブを試すことで、練習ではないですから。当たらないと夢中になったりムキになったりする人がいますが、そうならないようにね。

SIM MAXのスペック

SIMのスペック

テーラーメイド SIMとSIM MAXの純正テンセイシャフトとXC 5S、ZF 5S、EVO6 569Sの振動数を測ってみた
テーラーメイドのSIMとSIM MAXの純正シャフトにはそれぞれ三菱ケミカルbyTaylorMade Golfのテンセイが装着されています。SIMにはTENSEI SILVER TM50、SIM MAXにはTENSEI BLUE TM50が

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