2022年前期 メーカー別ゴルフクラブポジショニングマップ

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2022年の前期に発売されるクラブが出そろってきましたので、ポジショニングマップを作ってみました。2021年のゴルフクラブポジショニングマップの時にも書きましたが、このマップは私がクラブフィッティングをするときにイメージしているものです。

 

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ゴルフクラブのポジショニングマップ

私は年間1000人近くの人をフィッティングしています。1000人のゴルファーがいると、1000人のタイプのゴルファーがいます。似ているスウィングをする人はいますが、同じスウィングをする人はいません。肉体のポテンシャル、ゴルフに対する取り組み方など人それぞれです。

その人たちにフィッティングをする場合、クラブに対してはある程度のイメージを持っているとフィッティングしやすいです。しかし、イメージを持ってフィッティングしていても、まるっきり当てはまらない人もいます。レアケースの場合もあるので、この人はちょっと違うなと思ったら、真逆の考えでクラブを勧めることもあります。

フィッティング(試打)に来る人の中には自分の球筋がこうだから、こういうクラブが合うと思ってくる方が多いです。特にスピンが多いのでロースピン系のクラブを試打したがる人です。『スピンが多い=ふけあがる』というイメージを持っていたり、人からスピンが多いと言われたり。ですが、そもそもなぜスピンが多くなるのかがわかっていない人がほとんどです。自分のスウィングプレーンや球筋の特性をよくわかっている人は上級者の中のごくわずかですので、分からくて当然なんです。

 

上記のマップは純正シャフトでのイメージです。また、私個人がメーカーの資料を参考にしたり、実際に試打してみたり、またフィッティングを通してイメージしたマップになります。また、私的ポジショニングマップの見方は以下の通りです。

 

超ドローバイアス系

スライサーにお勧めのクラブになります。アウトサイドインの軌道がきつめで、ヘッドが開いてヒールからインパクトを迎える人です。

ヘッドスピードが40以上ある人はしっかり目のシャフトでやや重めの仕様にしたG425SFT。MD品であればビッグッグバーサB21がいいです。ヘッドスピードが40を切る人は軽量のUD+2がいいです。

 

ドローバイアス系

こちらもスライサーや、やや右打ちだしのフェード系にお勧めです。シャフト調整機能付きのSTEALTH HD、ROGUE ST MAX-D、オノフAKA、VD59など。また、軽量であればTSi1、XXIO12、ROGUE ST MAX FASTなどがいいです。ST-X220は重心距離が短めに設計されているので、ヘッドを返しやすいクラブになっているのでつかまりが悪い人は試してみてもいいかもしれません。

 

ストレート系

市場で一番売れるクラブのカテゴリーです。シャフトに弾頭調整機能(カチャカチャ)がついているものがほとんどなので、ドローバイアスをつけてあげたり、逆につかまりを抑えたりできるのが多くのゴルファーに支持される理由のひとつです。また、売れているクラブや人気のクラブという情報系もこのカテゴリーが一番多いです。売れているクラブが自分に合っているとは限らないのですが、使ってみたいということでしょうね。

 

ロースピン系

ストレートボールを打った時にストレート系クラブよりもスピン量が減少するクラブです。ストレート系クラブよりも重心位置がやや前目に来ます。例えばG425MAXとG425LSTのヘッド後方についているウェイトを測るとG425LSTのほうが10gぐらい軽いです。STEALTHとSTEALTH PLUSを比べると、STEALTH PLUSは重心を前目にするためにソールのフェース寄りに10gの稼働ウエイトがついています。ブリヂストンゴルフのB1やタイトリストのTSi3・TSi4、ヤマハのVDなどは上から見た投影面積が小さい(ヘッド幅が狭い)のでその分だけ重心が前に来るように設計されています。

 

軽量カテゴリー

グローレ、ROGUE MAX fast、TSi1、XXIO12、UD+2、LS、AKAは総重量が300gを切る軽量カテゴリーです。ヘッド、シャフト、グリップ重量が軽い軽量カテゴリーは基本的にドローバイアス系が多いです。

 

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