スチールシャフトの振動数 NS950neoのSとR、MODUS105のSとR、ステルスのKBS MAX TM85のSとRなど

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前回はタイトリストのT100のヘッドを使い、NS950neoやMODUS105などの振動数を測りました。今回はピンのi525、ミズノプロ225のヘッドで振動数を測ってみました。また、人気のステルスアイアンのスチールとカーボンの振動数も測ってみました。

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スチールシャフトの振動数

NS950neoのフレックスSとRの振動数

ヘッドはピンのi525を使い、NS950neoのSとRの振動数を測ってみました。フレックスSはトルクが1.7でシャフト重量は98g、フレックスRはトルクが1.9でシャフト重量は94.5gでした。振動数はフレックスSが328cpmでフレックスRが316cpmでした。

シャフトの見た目ですが、ステップの間隔は同じでした。重量が違うということはRのほうが肉薄になっているようです。

試打した感じではRはSと比べて明らかにやわらかく感じました。重さに関してはあまり差は感じませんでしたね。NS950neoは手元がシッカリしているのでボールに対するコンタクトが取りやすかったです。

NS950neoの試打クラブでRシャフトはあまりないと思います。Rシャフトを試した人はSとRの両方があるクラブ試してみるのがいいです。それで、どちらが振りやすいか?どちらがイメージしたボールが打てるかで、選んだほうがいいと思います。

 

MODUS105のフレックスSとRの振動数

今度はミズノプロ225のヘッドを使い、MODUS105のSとRの振動数を測ってみました。MODUS105のSはトルクが1.7でシャフト重量は106.5、Rはトルクが1.9でシャフト重量は103でした。振動数はSが328cpmでRが316cpmでした。トルクを見ると、NS950neoと同じでした。トルクで硬さを判断する人がいますが、NS950neoとMODUS105のように同じトルクでも感じる硬さは全然違うということもあります。

MODUS105は軽硬系シャフトで、しなりをあまり感じません。Rシャフトでも私のヘッドスピードでは違いを感じることはできませんでした。

MODUS105のRとDG105のSを比べてみると、振動数は同じぐらいで重量も同じですが、振り感はDG105のほうが粘る感じがして私は振りやすかったです。シャープな振り感を求める人はMODUS105のほうがいいと思います。

 

STEALTHのアイアンシャフトの振動数

ステルスの純正シャフトの振動数を測ってみました。スチールはKBSのステルス専用シャフトのMAX TM85で、振動数はSで312、Rで304でした。キックポイントは先中なので手元はシッカリしていますが振動数を見ると柔らかめに出ているようにやさしいシャフトになっています。トルクは絞れているので、実際に試打すると柔らかいという感じはしませんでした。

カーボンのTENSEI RED TM60は重量が60g台ですが、振動数はそこそこあります。ウッド系と同じで軽いけどシッカリしているシャフトですね。

 

シャフトの感じ方は人それぞれ

シャフト選びの基準は、ひとつはシャフトスペック、もうひとつは振り感だと思っています。スペックありきで選ぶと合わないシャフトを選ぶことになります。スペックも大事ですが、振り感はもっと大事です。というのも、実際に使うときは振り感のほうが大事になりますからね。

例えば、MODUS105とNS950neoのカタログ重量を見ると、MODUS105のSは106.5g、NS950neoのSは98gでその差は8.5gあります。しかし、実際にクラブになったときの重量差はおよそ2~3gになります。なぜ、そのようになるかというとメーカーのシャフト重量はカット前の重量だからです。実はMODUS105とNS950neoのカット前の長さは違います。MODUS105はNS950neoに比べて2インチ長いです。ですから、MODUS105のほうがNS950neoよりも2インチ分多くカットします。なので、カット前よりもカット後ほうが重量差が少なくなります。

 

 

打ち方が違うとシャフトの感じ方も違ってきます。フィッティングをしていると、重いか軽いか、硬いか柔らかいかを気にする人がすごく多いです。自分が使っているクラブが軽く感じるので少し重いと振りやすいのか、シャフトが硬くて使いにくいから少し柔らかくしたいのか、そのあたりがハッキリしないでシャフト選びをする人は自分に何が合っているか分からないです。

重い軽い、硬い柔らかいを判断するよりも振りやすいか振りにくいかを感じる方が大事です。振りやすいシャフトが見つかってから、そのシャフトのスペックを知る方が私はいいと思っています。コースに行ったときは自分の感覚だけが頼りになるわけで、スペックだけでシャフトを決めるとなぜ合わないのかが分からないまま悩み続けることになると思います。

感性は人それぞれなので、ひとの意見に左右されないことが大事です。意見は参考程度にして、自分の感性を大事にしたほうがいいと思います。また、スイングが変われば感じ方も変わるので、その辺は臨機応変に対応できるようにした方がいいですね。

 

日本シャフト
トゥルーテンパースポーツインクジャパン
世界中のツアーで活躍し、トッププロも絶賛する名実ともに世界No.1シャフトブランドのトゥルーテンパースポーツジャパン公式サイトです。ダイナミックゴールド、プロジェクトXを始め、スチールファイバー、アクラのシャフトを製造、取り扱いしています。

 

 

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