2024年版 メーカー別ゴルフクラブポジショニングマップ(ドライバー編)

Golf
スポンサーリンク

今年は2月にテーラーメイドのQi10、キャロウェイのPARADYM Ai SMOKE、ピンのG430 MAX 10Kが発売になります。3月にはコブラのDARK SPEEDが発売になります。また、私の予想では上半期にオノフやブリヂストンゴルフもニューモデルを発売するのではないかと思っています。そこで、2024年もメーカー別ゴルフクラブポジショニングマップを前期と後期に分けて作ってみました。

このポジショニングマップは私がクラブフィッティングをするときにイメージしているものです。

 

スポンサーリンク

ゴルフクラブのポジショニングマップ(ドライバー編)

私は年間1000人近くのゴルファーをフィッティングしています。1000人のゴルファーがいると、1000人のタイプの違うゴルファー(スウィング、アドレス、フィジカルポテンシャル、メンタルなど)がいます。似ているスウィングをする人はいますが、同じスウィングをする人はいません。身体のポテンシャル、ゴルフに対する取り組み方や考え方、こだわりなどは人それぞれです。

フィッティングをする場合、クラブに対してはある程度のイメージを持っているとフィッティングしやすいです。しかし、イメージを持ってフィッティングしていても、まるっきり当てはまらない人もいます。レアケースの場合もあるので、この人はちょっと違うなと思ったら、真逆の考えでクラブを勧めることもあります。

フィッティング(試打)に来る人の中には自分の球筋がこうだから、こういうクラブが合うと思ってくる方が多いです。特にスピンが多いのでロースピン系のクラブを試打したがる人です。『スピンが多い=ふけあがる』というイメージを持っていたり、人からスピンが多いと言われたり。ですが、そもそもなぜスピンが多くなるのかがわかっていない人がほとんどです。自分のスウィングプレーンや球筋の特性をよくわかっている人は上級者の中のごくわずかですので、分からくて当然なんです。

大事なことはフェアウェイキープ率です。14回ドライバーを使用するとして10回はフェアウェイに4回はラフに。しかも、方向性が一緒なのが望ましいですね。フェアウェイを外さなくなったらスウィングがよくなってきて再現性も高まっているので、次のステップとして課題に取り組むのがいいです。

自分のスウィングの特性(アタックアングルやクラブパスなど)が分かると、どのクラブが自分に合うのかが分かる近道になります。

 

 

上記のマップは純正シャフトでのイメージです。また、私個人がメーカーの資料を参考にしたり、実際に試打してみたり、またフィッティングを通してイメージしたマップになります。ポジショニングマップは新製品が発売されるタイミングで随時更新していきます。

 

超ドローバイアス系

スライサーにお勧めのクラブになります。アウトサイドインの軌道がきつめで、ヘッドが開いてヒールからインパクトしてしまうゴルファーに合うと思っています。

ヘッドスピードが40以上ある人はしっかり目のシャフトでやや重めの仕様にしたG430SFTがいいです。また、ヤマハのVD/Xは重心アングルが深いのでHS40前後の人にあうと思います。

 

ドローバイアス系

こちらもスライサーや、やや右打ちだしのフェード系にお勧めです。

シャフト調整機能付きのPARADYM Ai SMOKE MAX D、オノフAKA、ヤマハDRIVE STAR、G430SFTなど。また、軽量であればTSR1、XXIO13、PARADYM Ai SMOKE MAX FAST、B3 DDなどがいいです。

 

ストレート系

市場で一番売れるクラブのカテゴリーです。シャフトに弾頭調整機能(カチャカチャ)がついているものがほとんどなので、つかまりを重視であればドローポジションにしたり、逆につかまりを抑えたい場合はフラッドポジションにできるのが多くのゴルファーに支持される理由のひとつです。

また、売れているクラブや人気のクラブという情報人気系もこのカテゴリーが一番多いです。売れているクラブが自分に合っているとは限らないのですが、使ってみたいということでしょうね。

 

ロースピン系

ストレートボールを打った時にストレート系クラブよりもスピン量が減少するクラブです。

ストレート系クラブよりも重心位置がやや前目に来ます。Qi10とQi10LSやPARADYM Ai SMOKE MAXとPARADYM Ai SMOKE TDなどです。ブリヂストンゴルフのB1 STやタイトリストのTSR3・TSR4、ヤマハのVD/Rなどは上から見た投影面積が小さい(ヘッド幅が狭い)のでその分だけ重心が前に来るように設計されています。G430LSTはクラウン部をカーボンにすることで余剰重量をフェース寄りに配置しています。後方のウェイトはG430MAXと同じです。

 

軽量カテゴリー

STEALTH GLOIRE、PARADYM Ai SMOKE MAX fast、TSR1、XXIO13、DRIVE STAR、LSなどは総重量が300gを切る軽量カテゴリーです。ヘッド、シャフト、グリップ重量が軽い軽量カテゴリーは基本的にドローバイアス系が多いです。また、軽量カテゴリーはヘッド、シャフト、グリップがすべて軽量になっています。

 

大MOI系

新しいカテゴリーになると思います。表には掲載できませんでしたがG430 MAX 10KやQi10 MAXのように慣性モーメントの合計が10000を超えるようなヘッドがこれからの主流になると思います。また、各メーカーから過去最大の慣性モーメントというような言葉が出てくると思います。

慣性モーメントが大きいとつかまらないイメージがあると思いますが、そこは各メーカーが考えて設計しているので大丈夫です。

 

コメント