『真夏の島に咲く花は』 垣根 涼介

BOOK
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真夏の島に咲く花は
真夏の島に咲く花は

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垣根 涼介
講談社 (2006/10/13)

 舞台は南の楽園フィジー。2000年に実際に起きたフィジー人によるクーデターを背景に、フィジー人のチョネ、日系2世のヨシ、インド系フィジー人のサティー、中国系のダニー、日本の旅行会社に勤める茜など、若者達の悲喜こもごもを描いた作品。観光で行くにはフィジーはいいところだけど、実際に生活をするとなると相当大変だというのがよく分かる。垣根涼介がこれまで書いてきた作品とは違った色を成しているが、これは作者が新しい分野に挑戦したという事だろう。年齢を重ねてちょっと説教っぽいところはあるが、充分に楽しめた。
 垣根涼介 Dawning day, Dawning life.
 フィジー諸島概要

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