『VIVANT』第22話。リアタイ必須の急展開、ドラムとベキは生きていた

テレビドラマ

※この記事には『VIVANT』第22話のネタバレがあります。

TBSが番組案内で「リアタイ必須!」とまで書いた『VIVANT』第22話。

放送前は少し大げさな宣伝にも見えましたが、見終わると、たしかにこれは途中から見ると話が分からなくなる回でした。

前回の第21話では、チンギスが乃木たちを国外へ逃がすため、ひとりでゴルバドに残りました。今回は、そのチンギスがドラムを救出し、ジャミーンの出生とベキの生存が明かされ、最後は日本の乃木家が戦場になる。

一話の中で話が何度も切り替わり、考える前に次の事実が出てきます。目まぐるしいとは、こういう回のことですね。

チンギスが今度はドラムを救出

前回、滑走路に残ったチンギスは、バルカの外交官であることが確認されて釈放されました。

これで無事だったと安心したところから、今度はドラムの救出へ向かいます。

ドラムは逃げようとしたところをリュウに撃たれ、シンシー本部の裏庭へ埋められていました。チンギスは座標が記された連絡を頼りに場所を突き止め、土の中からドラムを掘り出します。

6発も撃たれ、心肺停止の状態。それでも銃弾は内臓を外れており、チンギスの人工呼吸でドラムは息を吹き返しました。

さすがに出来過ぎとも思いましたが、ドラムが生きていたのはうれしかったですね。第21話ではチンギスが乃木たちを救い、第22話ではドラムを救う。チンギスの救出劇は、まだ続いていました。

そして、ドラムの救出によって、シンシーの内部で何が起きているのかも分かってきます。

リュウと野崎の一時間は何だったのか

前回、リュウは見張りを外し、通信を切って野崎と接触しました。

あの一時間で野崎を助けるのではないか。シンシーをだます芝居ではないか。いろいろ考えましたが、今回ドラムが語った内容では、リュウは野崎に食べ物も水も与えず、二重スパイだと認めさせようとしていました。

リュウは、野崎が北京にいたころの部下であり、シンシーの諜報員だった。これだけ見ると野崎の敵です。

ただし、チンギスにドラムの居場所を知らせた連絡は、野崎が送ったものと思われます。捕らわれたままでも、野崎は外へ情報を出している。

リュウが本当にシンシー側だけなのか。野崎との一時間に、まだ明かされていないやり取りがあったのか。ここは第22話でも全部は分かりませんでした。

ジャミーンの家族写真は作られたものだった

今回いちばん大きく動いたのは、ジャミーンとプリシャの関係です。

核融合研究者エリシャは、娘のプリシャに会わせなければ技術を渡さない。ベキとアディエルがプリシャを連れ去ったことも認めました。

一方、ジャミーンにはアディエルや母親と一緒に写った幼いころの写真がありました。これまでなら、ジャミーンはアディエルの実の娘と考えるのが自然です。

ところがノコルによると、その家族写真はテントの機器で作られたCGでした。

7年前、ベキとアディエルはトルコから名前も分からない幼い子を連れ帰り、アディエルはテントを抜けて、その子をジャミーンとして育てた。

ここまでくれば、ジャミーンがプリシャだと考えたくなります。ただ、出生を直接証明するものまで示されたわけではありません。『VIVANT』なので、分かったと思ったところに、まだ何か隠されているかもしれません。

やはりベキは生きていた

そして、ノゴーン・ベキの生存も明らかになりました。

前作の最後で、乃木はベキの心臓を外して撃っていた。野崎が用意した別の遺体と入れ替え、ベキ、バトラカ、ピヨは生き延びていました。

現在は島根県奥出雲の乃木家で療養しています。

ベキは生きているのではないかという考察は以前からありました。乃木が本当に父親を殺したのか、弾の位置や野崎との関係から疑われていましたが、今回は推測ではなく、本編で生存が確認されました。

役所広司さんの名前が出演者欄にあり、どこで出てくるのかと思っていましたが、こういう形でしたか。

ただ、生きていたことが分かって終わりではありません。ベキは「ノアの箱舟」を読んでいました。ジャミーン、アディエル、エリシャ、核融合技術、シンシー。これらの中心に、ベキがまだ関わっているのでしょう。

日本に戻った瞬間、乃木家が襲われる

ドラムの話から、シンシーが日本の乃木家を知っていることも分かりました。

乃木は薫とジャミーンを守るため、日本へ急ぎます。チンギスとノコルは人目を避けて屋敷へ入り、特殊作戦群も周囲を固める。これで間に合ったように見えました。

しかし、シンシーは先回りしていました。

監視を避け、特殊作戦群を排除し、樊林杏は赤外線スコープで乃木家を狙う。乃木が5分以内に姿を見せなければ、1分ごとにひとりずつ殺すと告げます。

乃木が出れば、薫に別班としての正体を知られる。出なければ、薫やジャミーン、ノコル、チンギスが危ない。

櫻井が「行きなさい」と命じたところで終わりました。

ドラムを助け、ジャミーンの秘密が見え、ベキの生存まで分かったのに、安心する時間がまったくありません。TBSが「ここからは毎回驚愕のドンデン返しの繰り返し」と告知したとおりの展開でした。

第23話で気になること

第2シーズンは、残り2話です。

第23話でまず気になるのは、乃木が薫の前にどの姿で現れるのかです。会社員の乃木憂助としてなのか、別班としてなのか。ここまで隠してきたことを、ついに話すことになるのかもしれません。

野崎もまだシンシーに捕らわれたままです。リュウとの関係も全部は分かっていません。

そして、ジャミーンは本当にプリシャなのか。アディエルが命をかけて守った秘密は何なのか。ベキはなぜ「ノアの箱舟」を読んでいるのか。

第22話は、多くの謎に答えを出したようで、さらに大きな謎を残しました。

これだけ話を広げて、あと2話でどこへ着地するのでしょう。

乃木家での人質救出、野崎の救出、シンシーとの決着、ジャミーンの真実、ベキの目的。次回もどうなるのか、まだまだ目が離せません。

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