キャロウェイ アジャスタブルホーゼル(ロフト・ライ角調整機能)の取り扱いを徹底解説

Golf
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キャロウェイのドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティのシャフトスリーブには弾道調整機能(アジャスタブルホーゼル)について徹底解説します(過去の記事を加筆修正しました)。

 

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スリーブポジション(ロフト・ライ角調整機能)について

キャロウェイのドライバーのシャフトスリーブポジション(ロフト・ライ角調整機能)について解説いたします。キャロウェイのドライバーは2016年のBIG BERTHAからスリーブ形状が同じなので互換性があります。

キャロウェイの弾道調整機能付きスリーブは2段になっています。また、他社と違ってシャフトは回転させません。シャフトを回転させないのでグリップはバックラインありを装着することが可能です。

 

スリーブポジションの合わせ方

キャロウェイのスリーブ調整で大事なことは、ヘッドのヒール側(裏)のところの線とスリーブの線をいつも合わせることです。この線を合わせないとシャフトが回転しているのでバックライン有のグリップ(標準)が装着されている場合はバックラインがずれてしまいます。時々、バックラインがずれたまま使用している人を見かけますが、この点は注意してください。

 

 

次に、上下2段の可変式リングに書いてある、N・D・S・+1・+2・-1を理解することです。キャロウェイのスリーブはライ角とロフトを別々に設定できます。ライ角はN(ニュートラル/スペック通り)とD(ドロー/アップライト)です。ロフトはS(±0/スタンダート)と-1(表示ロフト-1度)と+1(表示ロフト+1度)と+2(表示ロフト+2度)です。Dのアップライトですが、キャロウェイの公式には明記されていませんが、独自に測定した結果3度アップライトになっています。

以下の表が公式の組み合わせ表になります。

 

出典元:キャロウェイゴルフ

メーカー出荷時は上段N・下段Sの標準仕様になっています。いわゆるカタログスペックです。

 

スライサーで打ち出しも右の人向けのポジション

上段+2・下段D

一番つかまるポジションです。グリップを握らずに手で支えた状態でヘッドが少しフックフェースになり、アップライトになります。この状態で打ったときに打ち出し方向がセンターから左寄りに出ると効果が出ています。ポジションを変えても打ち出し方向が変わらない人はスウィングを治した方がいいです。

 

スライサーで打ち出し方向はセンター方向の人向けのポジション

1.上段+2・下段D

まずは、一番つかまるポジションでボールの打ち出し方向やボールの曲がり幅などを見ます。出来るだけセンターに打つことを心がけて、同じスウィングをして方向を見ます。ボールの着地点がセンターからやや右ゾーンでOBにならないぐらいあればこのポジションで使うことをお勧めします。時々、左に引っ掛けるようなボールが出る場合はつかまえることを意識しすぎているので、センター方向からやや左ぐらいの打ち出し方向を意識してください。

2.上段D・下段+1または上段N・下段+1

1のポジションで左に行きすぎる人は2のポジションにしてください。打ち出し方向はセンターからやや左を意識してボールの方向と曲がり幅を見てください。ボールの着地点がセンター付近であればOKです。ボールが左右に散らばる場合は、センターへの意識が抜けています。右か左かがハッキリしないうちはポジションは変えない方がいいです。基本、スライスの方は強引にヘッドを返さない方がいいです。あくまでも自然に返るように意識してください。

 

ややドロー系の人向けのポジション

1.ポジション変更なし

ストレート系の人、ややドロー系の人はポジション変更はしなくてもいいと思います。基本、弾道が安定しているので変える必要はないです。シャフトを元調子でちょっとつかまりが悪いと感じた人は上段D・下段Sにするとややアップライトでつかまりがよくなります。アップライトが気になる人はヒールに2gの鉛を貼ると効果が出ると思います。

 

フッカーの人向けポジション

1.ポジション変更なし

フッカーの人はポジションを変更してボールの方向がよくなる人はほとんどいません。一時的に良くなったとしても根本的にスウィングの修正が必要になってきます。フッカーだからと言ってフェースをオープンにすると、右への意識が強くなりフェースを閉じたくなります。また、右に出したい意識だとヘッドを右に向けたまま返らずに右プッシュになります。インサイド-アウトがきつくなるのでアイアンではシャンクが出やすくなります。

可変式スリーブのポジションはゴルファーの8割以上がスライサーなので、スライサー向けに出来ています。フッカーの人はポジション変更で何とかするよりも、スウィングを修正した方がいいと思います。

 

スピン量を落としたい人

1.上段-1、下段Nまたは上段-1、下段D

アタックアングルがレベルの人で、クラブパス(軌道)がストレートからドローの人でスピン量を抑えた人はロフトを立てるのがいいです。つかまりを感じたい人は下段をドローポジションのDにするといいです。

 

上記の説明は基本的なセッティングになります。キャロウェイのドライバーはソールしたとき(ヘッドを地面に置いたとき)開く傾向にありますが、これはヘッドの機能を優先した形状なのでこのような現象が起きます。アドレス時はヘッドのフェースセンターをターゲットに合わせて構えるのが基本です。これが、出来なるようになるとどんあクラブでも同じように構えることが出来ます。特にドライバーはソールした状態でアドレスするのが正しいわけではありません。

ドライバーの構え方などは、過去に書いていますので参考にしてください。

ドライバーのフェースの見え方は人によってそれぞれ違う。
ALBA.netに「鈴木愛の14本が面白過ぎた! なぜ1Wのロフト10.5度を9度に変えて使うのか?  なぜ7Wを5Wの長さで使うのか?」という記事がありました。この中で、ドライバーに関して以下のようにコメントしていました。「『G430 L

 

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