ドラマ『南田南弁護士は天才肌』が、10月19日から始まります。
Netflixで見た韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の日本リメイクです。前回の記事を書いたときには、放送日や主なキャスト、第1話の内容まで発表されていました。その後、予告映像や場面写真、制作発表会見も公開され、いよいよ始まるのだなという感じになってきました。
SNSでは、主人公の南田南を演じる芦田愛菜さんの話し方や動きについて、いろいろな意見が出ています。韓国版のパク・ウンビンの演技が強く印象に残っているので、どうしても比べたくなるのでしょう。ただ、僕は楽しみでしかありません。
芦田愛菜は「南の世界」を作ろうとしている
10月16日に公開された制作発表会見で、芦田愛菜さんは役作りについて話していました。
難しかったのは、法律やクジラの話をするときの節回しだったそうです。南の中には感情がある。しかし、それを相手へ伝えることは苦手。その機微をどう表すのか、試行錯誤したといいます。
第1話で、父親が南に「南には南の世界がちゃんとある」と語る場面があります。その言葉から、芦田さんは南の世界を確立し、周囲の人たちの世界と交わっていけばいいのだと役をつかんだそうです。
予告映像の短い場面だけを見ると、話し方や動きが先に目に入ります。しかし、それだけをパク・ウンビンと比べても仕方がありません。芦田愛菜さんは、ウ・ヨンウをまねるのではなく、南田南という人物の内側を考えて演じようとしているように思います。
キャストがそろうと日本版の形が見えてきた
南を支えるパラリーガルの船井湊人は高橋文哉さん。法律事務所の新人弁護士には細田佳央太さんと久保史緒里さん、南の友人を柿原りんかさん、上司を山口馬木也さん、事務所代表を平岩紙さん、父親を角田晃広さんが演じます。
制作発表で高橋文哉さんは、芦田さんについて「努力の天才肌」と表現していました。細田佳央太さんも、本読みの段階から芦田さんの演技の完成度が高かったと話しています。共演者が語る様子を見ると、単に特徴のある話し方を作ったのではなく、現場で南田南という人物を積み上げてきたことが分かります。
韓国版では、ヨンウだけでなく、同僚、上司、父親、友人との関係が少しずつ変わっていくところが面白かった。日本版も、芦田愛菜さん一人の演技だけで決まるドラマではありません。周囲の人物との間に、どのような空気ができるのかも見たいところです。
韓国版の答え合わせにしない
原作が好きなほど、リメイクを見る目は厳しくなります。「ヨンウはこうだった」「ジュノは違う」と比べ始めると、少しの違いも気になってしまいます。
ただ、日本と韓国では、法律も裁判も職場の空気も暮らしも違います。韓国版で父親が営んでいたキンパ店は、日本版ではおむすび店になりました。親友同士の特別な挨拶も、日本版のオリジナルをスタッフと考えたと柿原りんかさんが明かしています。
こうした変更は、原作を壊すためではなく、日本の物語として自然に見せるためのものだと思います。原作と同じ場面があっても、同じ演技をする必要はありません。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の日本版ではありますが、始まったら『南田南弁護士は天才肌』として見たい。原作とどこが同じなのかより、南田南がどんな人物として見えてくるのか。そのほうがドラマを楽しめると思っています。
10月19日、まずは第1話を見ます
初回は10月19日(月)よる10時から、15分拡大で放送されます。自閉スペクトラム症の新人弁護士・南田南が初めて法廷に立ち、老夫婦の間で起きた殺人未遂事件を担当します。
SNSの評価は、まだ予告映像を見た段階のものです。演技がどう見えるかは、一つの場面ではなく、物語の中で周囲の人と関わる姿を見てからでいいでしょう。僕は韓国版との違いも含めて、まず第1話を楽しみに待ちたいと思います。
公式情報
※放送情報と制作発表の内容は、2026年10月17日に公式サイトで確認しました。SNS上の反応は個別投稿の紹介ではなく、予告映像公開後に見られた意見についての個人的な印象です。

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