ゼクシオ14代目(2026年モデル)の最新情報

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概要と発表時期

2000年に初代が発売されて以来2年ごとにモデルチェンジを繰り返してきた「ゼクシオ」の14代目となる新モデルが、早くも2025年後半に情報発信され始めました。現行モデル(13代目)は2023年12月に登場したばかりですが、2025年9月には未発表の14代目ゼクシオが国内女子ツアーの会場でお披露目されています。これは歴代の「ゼクシオイヤー」(2年に一度の大モデル更新年)の流れに沿ったもので、2025年が14代目ゼクシオの年となると推測されています。例年は10月中旬の富士通レディース大会が新モデルのツアーデビュー舞台となっていましたが、今回は2025年9月26日開催のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで初登場しています。メーカーの正式発表時期は未定ですが、2025年12月に発売が予想されています。これは歴代のパターン(秋にツアー投入、年末に発売)に沿った時期で、レディースモデルもほぼ同時期に発表・発売される見込みです。

主要モデル(ゼクシオ+含む)の特徴

14代目ゼクシオでは「ゼクシオ+」(プラス)という新ラインナップが登場する見込みです。現在の13代目ゼクシオがノーマルモデルとXの2モデル展開でしたが、14代目はノーマルモデルと「+」モデルの2機種が用意されると報じられています。「ゼクシオ+」はソールのトウ側に「+」マークが付いており、従来のゼクシオXに相当する高性能志向モデルと推測されます。デザイン面では、これまでソール全面に大きく入っていた「XXIO」ロゴがトウ部分に小さく収められ、スッキリとしたマットブラックのシックな外観に刷新されています。見た目がアスリートモデルのように精悍(せいかん)で、これまでのゼクシオとは一線を画す印象です。この外観変化は以下の図で視覚的に確認できます。

 

出典元:R&A

 

性能面では、従来ゼクシオが強みとする反発力と安定感を維持しつつ、打感や操作性を向上させた点が特徴です。試打したプロ選手からは「ゼクシオといえば反発系のイメージがありますが、前回より打感がしっかりしている。フェースにくっついて押す力が強く、操作性もある。少しスリクソンに寄った感じ」という評価があります。つまり、ボールがフェースに吸い付くようなコントロール感が向上し、従来以上にシャープなフィーリングが得られるとのことです。また、高音質な「ゼクシオサウンド」は引き継ぎつつ、トランポリンのようにボールを包み込むような柔らかい打感が実現されているとも言われています。実際、14代目のドライバーはシリーズ史上最も柔らかい打感を備えるとされ、音・反発感・打感のバランスが絶妙に調整されているとの評価です。この打感面での進化は、以下の図で示すように、歴代モデルと比較して明確になっています。

飛距離性能についても飛躍的な向上が図られています。プロ選手の試打によれば、ドライバーと3番ウッドでともに約10ヤード(約9メートル)も飛距離が伸びたとの報告があります。特に3番ウッドは「ぶっ飛びスプーン」とまで評されるほどの進化が見られ、実戦での飛びの実感が非常に大きいと言います。方向安定性についても、従来以上にドローもフェードもコントロールしやすく、操作性の高さが確認されています。ヘッド形状や重量配分の工夫により、オフセンターでも高い初速と安定した方向性を実現していると考えられます。総じて、14代目ゼクシオは「トッププレーヤーが使えるゼクシオ」として、これまで以上に飛距離・安定性・操作性・打感を兼ね備えた万能モデルに仕上がっているとの評価です。

ツアーでの投入状況と選手の声

14代目ゼクシオは国内女子プロツアー(JLPGA)で早くから実戦投入が始まっています。特に注目的なのがゼクシオのアンバサダーを務める青木瀬令奈選手です。彼女は事前に試打を重ね、「早く使いたいからR&;Aの適合リスト登録を早めてもらえないか」とメーカーに要望するほど新モデルに惚れ込みました。その要望を受け、適合リストへの登録が予定より3週間早められ、2025年9月24日時点で既に登録されていたとのことです。青木選手はミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンからドライバーを14代目「ゼクシオ+」に差し替えることを決断し、実際にその大会で新ドライバーを投入しました。「カッコいいけど打ってみるとゼクシオの安定感。ゼクシオは反発系というイメージがありますが、どちらかというとスリクソン寄りの感じ。フェースにくっついて押す力が強く、操作性もいい」と新モデルを絶賛するとともに、「せっかくなら今週(ミヤギテレビ杯)で披露したかった」という熱意を見せています。このように、14代目ゼクシオはツアーでの初披露からプロ選手の高い評価を得ており、以下の図は主なプロ選手による新モデルへの評価を示しています。

同じくゼクシオの契約プロである菅沼菜々選手も、大会の練習日に14代目ゼクシオを試打していました。彼女の感想は「音も打感も良く、ボールが強くつかまる。いい意味でゼクシオっぽくなくてカッコいい。打感もアスリートっぽい。球が強くて安定していて、つかまりもいい。フェアウェイウッドやハイブリッドも打ちやすく、スパッと替えられそう」と非常に高く、新モデルへのスイッチを検討している様子です。さらに、青木選手のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏(ゼクシオアンバサダー)も新ドライバーに「ヤバいです」と興奮気味に絶賛しています。中学時代からゼクシオを愛用する大西氏は「シリーズ史上もっとも柔らかい打感」「高音のゼクシオサウンドを継承しつつ、ボールを包み込むようなフィーリング」「ドロー・フェードともに打てる操作性」「飛距離も手元から実感でき、ドライバー・3番ウッドとも10ヤード伸びた」とその性能を大絶賛しています。総評として「トッププレーヤーが使えるゼクシオ」と断言し、シニア向けのイメージを払拭して幅広いレベルのゴルファーに使ってほしい逸品だと述べています。こうしたプロやアンバサダーの声からも、14代目ゼクシオの高い完成度がうかがえます。

メーカーからの公式情報

現時点(2025年10月)ではメーカー(住友ゴム工業/ダンロップスポーツ)からの正式発表はありません。未発表モデルのためメーカー側は詳細について多くを語っておらず、「性能や発売時期など詳細は不明」とされています。しかし、R&A(英国ゴルフ協会)の適合クラブリストに既に登録されており、2025年9月中旬時点で試合使用が可能な状態になっています。この登録は予定より前倒しされたもので、前述の通り青木瀬令奈選手の「早く使いたい」という要望がきっかけとなっています。メーカーは「予定より3週間早めてもらいました」と述べており、新モデルの魅力に自信があるからこその対応と推測されます。今後、メーカーサイトや公式SNSで詳細(採用技術、スペック、価格、発売日など)が発表されるのが待たれます。

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