キャロウェイの中古ドライバーを探すとき、9度のヘッドを買って、あとからスリーブで10.5度にすればいいと考えることがあるかもしれません。ですが、標準的なアジャスタブルホーゼルの調整幅を見ると、ちょうど10.5度になる設定はありません。
今回は、キャロウェイ公式の案内にある「−1・S・+1・+2」と「N・D」を組み合わせるタイプについて確認します。別仕様のスリーブや社外品まで一律に扱うものではありません。
9度のヘッドで選べるのは8・9・10・11度
公式案内では、Sはヘッドに表示された標準ロフト、−1はそこから1度減、+1は1度増、+2は2度増です。Sはシャフトの硬さを示すSではなく、ホーゼルの標準設定を表しています。
| スリーブ設定 | 表示ロフト9度のヘッド | 表示ロフト10.5度のヘッド |
|---|---|---|
| −1 | 8度 | 9.5度 |
| S | 9度 | 10.5度 |
| +1 | 10度 | 11.5度 |
| +2 | 11度 | 12.5度 |
表はヘッドの表示ロフトに、公式の調整幅を加減したものです。個々のヘッドを測定した実測値や、実際の打ち出し角を示したものではありません。
9度から+2にすれば11度。10.5度に近づけることはできますが、10.5度そのものを選ぶことはできない、ということですね。調整機能があるから、どのロフトのヘッドを買っても同じになるわけではありません。
出典元:キャロウェイ公式「ロフト&ライ角 調整機能の取扱いについて」
Dにしても、ロフトがもう一段増えるわけではない
もう一つのNとDはライ角側の設定です。公式ではNが標準、Dがアップライトと案内されています。Dは「さらにロフトを増やす」という意味ではないので、9度・+1・Dを10.5度として数えることはできません。
ロフトを+1にして、同時にNからDへ変えること自体はできます。ただ、比較の目的が高さなのか方向なのかを決めておかないと、良くなった理由を整理しにくくなります。私なら先に片方を固定して違いを見ます。
Dにしたから必ずドローになる、Nだからスライスになる、とも決めつけないほうがいいですね。名称や設定表は試す候補を絞る材料で、最後は打った球で確認することになります。
買う前に、必要な調整の余地を考える
9度のヘッドは標準よりロフトを増やす方向に2段階あります。一方、10.5度のヘッドなら、標準のまま10.5度を使い、そこから上下に動かせます。自分が使いたい設定を中心に、どちら側へ余地を残したいかで選ぶと分かりやすいと思います。
すでに試打して気に入ったクラブがあるなら、ヘッドのモデル名と表示ロフトだけでなく、スリーブの記号も控えておきたいです。「10.5度を試打した」と思っていても、実際には+1に設定されていた、という違いを防げます。
ロフトの数字が近くても、別モデルのヘッドまで同じ球になるとは言えません。買ってからアレ?とならないように、ヘッド、シャフト、長さ、調整位置をひと組で確認するのがいいですね。
公式案内の確認日:2026年9月10日。調整範囲は上記のホーゼル仕様が対象です。


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