ゴルフクラブは一般的に短いほどミート率が上がります。ドライバーが苦手な人は短尺のドライバーを探している人が少なくありません。
Qi10とSTEALTH2を比較してみました
Qi10はSTEALTH2より長さが短い
Qi10とSTEALTH2のドライバーの長さを比較してみると、Qi10の方が0.25インチ短いです(カスタムシャフトは同じ長さ)。飛びということを考えると長さは長い方がいいですが、Qi10ではあえて短くしてきました。
私が思うに、長さが0.25インチ短くてもヘッドスピードはほとんど変わらない。で、あれば短いほうがミート率が上がり結果飛距離が伸びる。また、クラブが長いとバランスを出すためにグリップを軽くするが、短ければグリップを軽くする必要はなく、手元が重くなった分だけスウィングが安定する。
フィッティングしていてもクラブ長を長くしてヘッドスピードが上がる人よりも遅くなる人の多いです。また、ミート率を心がけている人は短く握る傾向にあります。
Qi10はSTEALTH2よりグリップ重量が重い
Qi10はすべてのモデルでグリップ重量が47.5gで統一されています。STEALTH2やSIM2ではロースピンモデル以外は42gでした。グリップ重量が重くなったことでバランスは少し軽くなりましたが、全体重量は重くなりました。また、シャフト重量も若干重くなったことでシッカリ振れるクラブになっています。
Qi10 MAXはSTEALTH2 HDよりヘッド重く慣性モーメントが大きい
Qi10シリーズの中で一番慣性モーメントが大きいのがQi10 MAXです。MOI『10K』を大きく打ち出しているようにヘッドサイズもルールギリギリで作られています。Qi10 MAXはSTEALTH2 HDと同じで長さがQi10よりも0.254インチ短いです。
STEALTH2 HDもSTEALTH2よりも0.25インチ短くて、しかも、STEALTH2よりも2度アップライト。また、ドローバイアスに重量配分されているのでつかまりのいい設計になっています。
Qi10 MAXはSTEALTH2 HDと同じようにドローバイアス設計になっていますが、さらに慣性モーメントを大きくすることで曲がらないクラブになっています。
Qi10 MAXは座りがいい
STEALTH2 HDも座りがよかったですが、Qi10 MAXも座りがいいです。しかも、フェースが逃げ顔ではないので優しく見えます。また、フェース面上部がシルバーに装飾されているのでターゲットに対して構えやすくなっています。
日本人は座りのいいクラブが好きです。座りのいいクラブとはフェースが開いて見えないクラブのことです。一部の上級者やプロは開き顔が好きな人がいますが、一般的にはスクウェアに見える顔が好まれる傾向にあります。
まとめ Qi10はSTEALTH2よりも使いやすい
私はQi10はSTEALTH2よりも使いやすいクラブだと思っています。Qi10とSTEALTH2を打ち比べて変わらないと感じる人もいると思います。ですが、STEALTH2で上手くいかない人はQi10を使うと上手くいく可能性があると思っています。
また、Qi10 MAXはスライス系の人だけではなく、チーピンが出やすい人にも合うと思っています。これは、チーピンがよく出る人に打ってもらったところチーピンが改善されているからです。ただし、チーピンが出ないからと言って調子に乗って飛ばしに行くとやはりチーピンは出ます。
試打室でコースをイメージして試打するのは大変だと思いますが、最初に1~2発が上手くいけば可能性があると思っていいです。打ち過ぎると調子に乗る傾向がありますからね。
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