連日の高値更新。トラップショックから立ち直って一気にここまで来ましたね。さらに、ここから上昇するのかAIを使って調べてみました。一時は下落を見込んで下方修正していた金融機関もありましたが、今はどこも上方修正です。このほかにヘッジファンドや投資会社などがどのような見解になるか。上方修正が相次ぐようだと天井が近いと気もしています。
アメリカ主要メディア・金融機関の見解まとめ
- 全体的な見通し
2025年後半のS\&P500は、複数の米大手金融機関やメディアで「引き続き上昇余地があるが、ボラティリティ(変動性)も高まる」との見方が中心です。年末にかけての目標値は上方修正が相次いでいますが、貿易摩擦や大統領選挙、金利動向など不透明要因も多く、慎重な姿勢も見られます。
主要金融機関の年末目標値
機関名 | 年末目標値(2025年) | コメント・ポイント |
---|---|---|
ゴールドマン・サックス | 6,600 | 利下げ期待・大型株の成長継続で上方修正 |
RBCキャピタル | 6,250 | 投資家心理改善、2026年の成長期待も意識 |
バンク・オブ・アメリカ | 6,300 | 政策不透明感後退、企業業績の堅調さを評価 |
BMOキャピタル | 6,700 | 10%上昇余地、企業ガイダンス改善を期待 |
UBS | 6,000 | AI・クラウド投資が成長ドライバー、やや慎重姿勢 |
- 金利政策
FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待が高まっており、これが株価の押し上げ要因となっています。
- 企業業績
2025年のS\&P500構成企業のEPS(1株利益)成長率は7%前後と予想。AIやクラウド関連の大型株が引き続き成長を牽引しています。
- 貿易摩擦・政策リスク
トランプ政権による新たな関税措置や、欧州等との貿易摩擦がリスク要因として意識されていますが、現時点では市場は大きなパニックには至っていません。
- 市場の現状
S\&P500は2025年7月時点で6,250前後と過去最高値圏にあり、年初来約6.5%の上昇となっています。
注意点・リスク
- ボラティリティの上昇
年後半は政策・選挙・企業決算などで上下動が激しくなる可能性が高いと指摘されています。
- 関税・景気減速リスク
一部では、関税強化や景気の減速による調整局面(5,500〜5,600までの下落リスク)も指摘されています。
まとめ
米国メディア・金融機関は、2025年後半のS\&P500について「上昇基調は維持されるが、リスク要因も多く、慎重な見極めが必要」との見方で一致しています。利下げ期待やAI関連の成長が追い風となる一方、貿易摩擦や政策リスク、ボラティリティの高まりには注意が必要です。
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