『ありません!』『スライスが出るのは打ち方に問題があるからです』
とは、言えないので『使ってみたいクラブはありますか?』と聞いてみた。すると『特にないですが・・・』。特にないということは『こちらの言うがままになってしまいますが、いいですか?』とも言えませんので、『とりあえず最近のクラブを試打してみましょう』と。
で、打っていただいたクラブはSIM MAX、MAVRIK、G410 PLUS、XXIO 11です。どれを打ってもひどいスライスは出ませんでした。そこで、測定結果を見ながら
スライスは出ていませんね。どちらかっというと引っ掛け気味のフックが出ていますよ
おかしいな~
試打室だと、普段スライスする人が引っ掛けるパターンがあります。スライスがひどい人は、インパクトで無理やりヘッドを返すので打ち出しから左に出る事が多いです。コースではスライスですが、試打室では打つ方向をイメージしにくいのでボールに集中しやすいです。すると、思ったよりもボールを捉える事が出来てしまいます。
スライサーは右に大きく曲がるのを嫌がって、ヘッドを返すので左に引っかけが出ます。試打する前に『球筋は右ですか?左ですか?』と聞くと『両方出ます』と答える人が結構います。フッカーは右に出ることはあまりないので、『両方出ます』という人はスライサーに多いです。
話を戻して、ある程度ボールを捉える事が出来るお客様なので、インパクトのイメージをアドバイスしました。『フェースの真ん中で捉えて、的の真ん中に打つようにお願いします』これだけで、打ち出し方向がセンター寄りになりました。
クラブが長くなればなるほどフェースのセンターで捉えるのが難しくなります。強く打ちたい、遠くに飛ばしたいと力むとヒール寄りに当たりやすいです。これは、力が入るとシャフトの軸線上で打ってしまうからです。ですから、フェースの真ん中をイメージしてもらうと力みが少し軽減されて方向性がよくなる場合があります。
まあ、100%上手く言うことはないですが改善される場合は結構あります。今回のお客様は、スライスが出ないので今度は自分のクラブを持ってきて比較してみるということで帰られました。
試打するときは今使っているクラブを持ってきてもらうのがいいです。比較が出来るのと、クラブの違いなども説明できますからね。
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