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『天使の報酬』真保 裕一

外交官・黒田康作シリーズの第2作目。あらすじは・・・  サンフランシスコで日本人女子大生・霜村瑠衣が失踪し、日本から駆けつけた父親の立ち会いのもと、アパートの捜索が行われた。外務省邦人保護担当領事・黒田康作も現場に立ち会ったが、当の父親は、
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東野圭吾「新参者」

久しぶりに本を読んだ。図書館から連絡をもらい借りてきたのが東野圭吾の「新参者」。実はこの本の主役・加賀恭一郎はシリーズ化されていたんですね。独特の嗅覚で事件を紐解いていくので面白いキャラクターだなぁ~と思ったら加賀恭一郎シリーズの最新版とい
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『武士猿』 今野 敏

主人公は琉球王族の三男坊・本部朝基。この琉球王族の本部朝基と言う人は実在の人物らしい。それを今野敏が脚色して小説にまとめてある。今野敏も空手塾を持つ格闘家。それだけに、描写が細かく真剣勝負の場面などは緊張感があっていい。なかなか面白い本でし
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『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』 スティーグ・ラーソン

久しぶりに面白いミステリーに出会いました。上巻を読み始めたときは物語の展開がつかめなくて読めば眠くなるのを繰り返していた。ミカエルが名誉毀損の罪を受けてウダウダとやっているときはどこが面白いのかと思ったけど、リスベットの登場でちょっと面白く
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『竜の道 飛翔篇』 白川 道

白川道は好きな作家のひとりである。好きな作家なので内容の良し悪しはともかく何でも読んでみたくなる。今回の『竜の道 飛翔篇』は飛翔篇とあるように続編が用意されている。  竜とは主人公の双子竜一と竜二からとったものだろう。今回の飛翔篇では兄・竜
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最近の読書4冊

『デパートへ行こう!』 真保 祐一  『ゼフィラム』 楡 周平  『ダブル・ジョーカー』 柳 広司  『無理』 奥田 英朗  奥田英朗さんの『無理』は『邪魔』『最悪』などと同じように主人公に襲いかかる不幸というか、負の連鎖で精神的に追いつめ
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『骸骨ビルの庭』 宮本 輝

作家との相性なのでしょうか宮本輝作品はスッと心の中に文章が入ってきて心地よい中で読み終わってしまう。主人公はビルの住人であるが、書き手はこのビルの管理人になった八木沢。八木沢はビルの立ち退きのために本社から派遣された。ビルの住人達はそれを分
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『枯木に花が』 団鬼六

生涯現役。自らの経験をもとに書きあげた珠玉の人生小説。老いてこそ、愛と自由と快楽を。  タイトルにあるように老人にも花が咲く瞬間があり、老いても快楽を求めるという団鬼六氏らしい内容になっている。結構、コミカルに書かれているのでサラサラっと読
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『弥勒世』 馳 星周

沖縄がアメリカから日本に返還される前後の話。それを、馳ワールドで書き尽くしている。沖縄がアメリカ統治だった時代はこんなのだったか。沖縄の人々はアメリカがあって生活が成り立っていたが、アメリカによって陵辱されていた。沖縄の人々の鬱屈した思い。
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『最も遠い銀河』 白川 道

非業の最期を遂げた美里との約束―。小樽の街を見下ろすホテルを設計することは、晴之の悲願だった。建設の発注元は、巨大企業「サンライズ実業」。学生時代の親友が働くその企業には、美里を死に追いやった憎んでも憎み足りない御曹司がいる。しかも、その男
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『私の庭 北海無頼篇』 花村 萬月

『私の庭』3部作の最終編。舞台は前作からの続きで明治維新時代の北海道。北海道の山中にアイヌの妻と息子と老いたオオカミと暮らす主人公・権介の物語。  769ページもあるが、一気に読んでしまった。質量はあるがそれに耐えうる内容だ。今回は権介と茂
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『プラチナタウン』 楡 周平

有名大学を出て総合商社の部長まで上り詰めた主人公だったが、上司の恨みを買ったばかりに出世階段を踏み外した。そんなときに幼なじみが訪ねてきて財政破綻している町の町長になってくれと言われた。掛け違えたボタンだったが町長になって町の再生に乗り出す
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『ビア・ボーイ』 吉村 喜彦

ビールメーカーの宣伝部に勤務していた主人公は酒癖が悪く、そして女癖も悪い。それがたたって不祥事をおかして広島に飛ばされることに。その広島では自社のビールはシェア最下位で苦戦中。そんな場所に行っての奮闘記。酒癖は悪いが、それがともでユーザーと
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『眩暈』 東 直己

私立探偵・畝原シリーズ第7作目です。シリーズ第1作から読んでいますが今回は心が落ち着いて読むことが出来た。私立探偵・畝原シリーズは同時にいろいろな事件が起きるが最期はどこかで繋がっている。また、畝原の口調がなんとも言えず心が和みます。このシ
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『白夜行』 東野 圭吾

主人公の2人は語らずに脇役の視点から見ている物語。それだけに、物語の核心に近づけず不思議な感覚のまま終わってしまった。文庫では馳星周が解説を書いているが東野圭吾ならではなのノワールだと思う。長い小説なので最初はピンと来ないが読み進めていくと
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最近の読書4冊

『闇からの逃避行』 深田祐介  『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介  『海王』 宮本昌孝  『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーバー  面白さからいったら『スリーピング・ドール』でしょうね。リンカーン・ライムシリーズからのスピンオフ。
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『空中庭園』 角田光代

彼女の書庫にあったので何気に読んでみた。まあ、有名だし面白いかもしれないと思って。だけど、今回は面白さが感じられなかった。あと何回か読むと面白さを感じられるかもしれないけどね。  何でも話して一見隠し事がない家族だが、それぞれに秘めたことは
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『栄光なき凱旋』 真保祐一

終戦の時は近づいていた。アメリカ軍は日本軍を罠にかける秘密の作戦を立案する。その命令を受けたマットは太平洋の小島でジローと出会い、彼の過去の秘密を知る。収容所から日系部隊へ進んだヘンリーは、仲間とともにイタリア戦線へ投入され、過酷な戦場に身
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『終の住処』 磯崎憲一郎

妻はそれきり11年、口を利かなかった―。芥川賞受賞作「終の住処」  妻が口を利いてくれないと夫は妄想を働かせて、疑心暗鬼になるのか?口を利かないというところから出発しているので主人公の妄想が先走るのは当然で、まあなんてことない内容だと思って
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『黒の狩人』 大沢在昌

中国人連続殺人事件を中国政府による"反政府主義者の処刑"と考えた公安は、事件の解決ではなく、中国国家安全部の情報を得ることを最優先とし、佐江たちを翻弄する。一方中国は、北京から共産党の権力者を派遣し、事件の収束を図ろうとしていた。幾重にも覆