ベンタスブルーTRとテンセイオレンジ1Kを試打してみました。

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ベンタスブルーTRとテンセイオレンジ1Kのシャフトを試打することが出来ました。ベンタスブルーTRはベンタスブルーとベンタスブラックの中間的な位置づけ。また、テンセイオレンジ1K(TENSEI PRO ORANGE 1K)はテンセイオレンジ(TENSEI CK PRO ORANGE)の先端剛性を高めたシャフトです。

 

ベンタスブルーTR(VENTUS BLUE TR)

フジクラのサイトを見ると、ベンタスブルーTRの特徴は以下のように書かれていました。

既存VENTUS BLUEと同じくVeloCore Technologyを搭載。超高弾性70tカーボンと高弾性カーボンをバイアス層に積層することで、オフセンター時のヘッドの捩れを抑制し、優れたボールコントロール性能を実現しています。
さらに、シャフト先端の高い曲げ剛性がボール初速の最大化を生み出しています。

 

下のマップを見ると、ベンタスブラックとベンタスブルーの中間に位置するのがよくわかります。また、fujikuragolf.comに出ていた図を見てもベンタスブラックとベンタスブルーの間というのが分かります。ただ、スピン量やボールの高さになるとベンタスブラックがかなりハードになっているのが分かります。

 

出典元:www.fujikurashaft.jp

 

出典元:fujikuragolf.com

 

ベンタスブルーとベンタスブルーTRを打ち比べてみました

ヘッドはテーラーメイドのステルス10.5を使い、ベンタスブルー5SとベンタスブルーTR5Sを打ち比べてみました。まずは、ベンタスブルー5Sを打ちました。ベンタスブルー5Sは手元調子で先端に向かい徐々に硬くなっているので、打ち出し角はいつもよりも低めでスピン量も少な目。ステルスはスピン量が少なめに出るので、ストレートからドロー系の球筋だとキャリーが出ませんでした。振り感は悪くはないですが、先端が固いせいか感覚としてつかまらない感じがするのでつい捕まえに行ってチーピンが出てしまうことがありました。

ベンタスブルーTR5Sはベンタスブラック5Sほどではないにしろ硬いです。ワッグルでしなりを感じないので、打つときに体に力が入ってしまいなかなかいい球が出ませんでした。ストーレートボールが出たときはやはり打ち出し角が低くスピン量も少ない。ある程度振れる人なら面白いシャフトかもしれないけど、なかなか難しいシャフトだと思いました。

 

テンセイオレンジ1K(TENSEI PRO ORANGE 1K)

三菱ケミカルのサイトを見るとテンセイオレンジ1Kの説明が以下のように出ていました。

Pro Orange 1Kシリーズは2019年に発売したCK Pro Orangeシリーズをベースに、先端部の剛性をさらに高めることによって、トゥダウンによる打点の縦のブレを低減。

加えてトルクを抑えることで左右の打ち出しのズレも抑制され、サイドスピンを低減した、“曲がらない”シャフトに進化しています。

カウンターバランス設計の振り抜きやすさはそのままに、マトリクス樹脂*の組成・構造を最適化するXlink Tech™(クロスリンクテック)を採用することで、炭素繊維のポテンシャルを最大限に引き出しています。

*炭素繊維同士の隙間を埋めて密着させ、強固な構造を構築する樹脂。カーボンゴルフシャフトは主として炭素繊維と、マトリクス樹脂(レジン)で構成される。

説明を読むと、TENSET CK PRO ORANGEの良さを生かしつつ先端をしっかりさせているシャフトのようですね。

テンセイオレンジとテンセイオレンジ1Kを打ち比べてみました

テーラーメイドのステルス10.5のヘッドを使い、テンセイオレンジ5S(TENSEI CK PRO ORANGE 5S)とテンセイオレンジ1K5S(TENSEI PRO ORANGE 1K 5S)を打ち比べてみました。

テンセイオレンジは手元調子でカウンターバランスなので、私的には振りぬきがいいシャフトです。先端剛性は硬めなので打ち出し角やスピン量は少な目に出ますが、適度にしなるので力まずに触れるのがいいですね。

テンセイオレンジ1Kも手元調子でCK PRO オレンジよりも先端剛性を高めているらしいですが、あまり硬さを感じずに振ることが出来ました。しかも、試打した4本の中で一番飛びました。何度振っても振り心地がよく、球筋もストレートボールが出ました。私にはもう少し柔らかくてもいいかもしれないので、フレックスRぐらいがいいかもしれないです。

 

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