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『古着屋総兵衛影始末 8 知略』 佐伯泰英

公家の娘を将軍・綱吉の側室にと我策する柳沢吉保。これを阻止しようと総兵衛が京へと上る。そこに現れたのが甲賀鵜飼衆に頭領・洞爺齋蝶丸。甲賀忍法対伝祖夢想流落花水流剣の戦い。とうとう忍者の登場で幻術を使う者が現れたよ。
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『古着屋総兵衛影始末 7 雄飛』 佐伯泰英

大黒屋・総兵衛が考えていた大型船がついに完成。琉球に支店を作って海外の珍品などの売買を始める。段々とスケールアップしてきました。今回は大目付本庄豊後守勝寛の娘絵津が加賀前田家の子息との婚約し、加賀まで輿入れの旅にでる。その供をするのが総兵衛
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『古着屋総兵衛影始末 6 朱印』 佐伯泰英

今回は老中・柳沢吉保の地元甲斐武田が舞台。武田と言えば武田信玄。その武田信玄に使えた武川衆が柳沢吉保の手によって表舞台に出てくる。この武川衆には風布7人衆という幹部がいて、その風布7人衆と総兵衛の対決が見もの。まるで影の軍団のようになってき
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『古着屋総兵衛影始末 5 熱風』 佐伯泰英

鳶沢一族と影のつなぐのはふたつの鈴。総兵衛がもつ火呼鈴と影がもつ水呼鈴。この火呼鈴を大黒屋の奉公人栄吉が持ち出してしまう。この栄吉には先を読む能力と天地を動かす能力があるという。ここまで来るとちょっと今回はネタ切れ?と思ってしまった。
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『古着屋総兵衛影始末 4 停止』 佐伯泰英

老中・柳沢吉保の策略で大黒屋・総兵衛がとらわれの身に。牢獄で総兵衛を痛めつけるは柳沢吉保の息が掛かった十手持ち。総兵衛救出策を練る鳶沢一族だが・・・・。  総兵衛が捕まったが殺されそうで殺されない。ここで総兵衛が殺されては話が終わってしまう
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『古着屋総兵衛影始末 3 抹殺』 佐伯泰英

富沢町の古着問屋の総代を江川屋に奪われた大黒屋総兵衛に新たな刺客が立ちはだかる。その刺客が向かった先は・・・。第3巻であっと驚くことが起こってしまう。いくら何でもそれはないでしょうと思ってしまったのは僕だけではないでしょう。
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『古着屋総兵衛影始末 2 異心』 佐伯泰英

影からの命は赤穂浪士・大石内蔵助らの討ち入りを止めること。そこに、老中・柳沢吉保が仕込んだ隠れ柳生・柳生宗秋が大黒屋総兵衛を襲う。大石内蔵助は無事に討ち入りを果たしてしまい、影からの命に背いてしまった大黒屋の運命はどうなるか。  テンポのい
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『古着屋総兵衛影始末 1 死闘』 佐伯泰英

古着屋総兵衛影始末シリーズの第1巻です(全部で11巻)。佐伯泰英氏は時代劇娯楽エンターテインメントという感じの作品が多く、この作品もファンの多いシリーズだと思う。主役は徳川家康より秘密裏の役を仰せ付かった鳶沢成元の6代目鳶沢総兵衛勝頼。表の
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『桔梗は驟雨に散る』 鳴海章

日本と台湾の関係を深めようと訪台する老フィクサー・高坂の警護役にスカウトされた元陸上自衛隊強行偵察班員・澤崎。高坂の誅殺をもくろむ大陸系組織は、台北市内で市街戦さながらの襲撃を仕掛けてくる。加えて、敵は隙に乗じて神経毒を操る暗殺者・桔梗に、
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『銀しゃり』 山本一力

題名の通り寿司を題材にした作品。人情味あふれた作品なので一気に読めてしまう。銀しゃりというだけあって米の研ぐシーン。また、食に関するシーンが多くて空腹時に読むのはやめておいた方がいい。初めて山本一力作品を読むひとにとっては読みやすくていいか
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『夜想』 貫井徳郎

最後まで読むのが苦痛なぐらい救われない話だった。
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『微熱の街』 鳴海章

粋星会の寺田政道(通称・寺政)は40歳半ばを越えても使いっ走りの延長のようなことをやっている。出だしは死体の処理から始まるのでどんな話か見当がつかなかったが、テロとか過激派とかきな臭くなってきた辺りから裏が読めてきた。寺政は酒に溺れるだらし
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『愛情』 花村萬月

いろいろな事情や職業を持った8人の女性と小説家・情さんとの愛の営みを書いた8編の短編集。主人公はあくまでも女性であり、女性からの1人称で書かれている。しかし、その女性達を柔らかく包み込んでくれるのが全編に登場する小説家の情さん。花村萬月さん
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『家日和』 奥田 英朗

奥田英朗さんらしい家族のわずかな隙間にスポットをあてた6編の短編小説。この本を読んで思い出したのが、奥田英朗さんは奥さんの前でおならを思いっきり出来ないみたいです。と言うのも他の小説に同じシーンを書かれていましたからね。  面白かったのはネ
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『流転の海』シリーズ 宮本輝

ようやく最新刊の第五部の『花の回廊』が読み終わった。松坂熊吾一家は大阪(第一部)から伊予へ(第二部)、伊予から大阪へ(第三部)、大阪から富山へ(第四部)、そしてまた大阪へ(第五部)。事業を立ち上げて、軌道にのると投げ出すという熊吾の性格のお
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『流転の海』 宮本輝

『流転の海』は宮本輝の自伝的小説で父をモデルに書かれた大河小説である。この作品はシリーズ化して現在は第5部の『花の回廊』まで出版されている。僕は第三部の『血脈の火』が出版されたときに最初から読み、第四部の『天の夜曲』が出版されたときにも最初
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『卒業 一九七七』 鳴海 章

甘くて苦い青春グラフティーを鳴海章が書くとこうなる。主人公は現在39歳になった雑誌編集者。同窓会の誘いを受けて地元北海道に帰る。その時に青春時代を振り返る。現在と18歳の時と時代を行き来しながらあの頃を振り返る。  僕の18歳の頃よりも少し
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『リミックス』 藤田 宜永

41歳のさえないDJと21歳のキレてるラッパー・冬実の恋を描いた作品。ラッパー志望の冬実はキレやすい。純粋なのかもしれないが、心にキズを負ってそれが原因で他人対して突飛な行動をとってしまう。そんな、冬実に恋をしてしまったDJアミーゴは不満を
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『シネマ・シネマ・シネマ』 梁 石日

読んでみると梁石日氏の自叙伝的な小説な気がする。主人公は在日の小説家・ソン。彼の作品を映画化したいといやはり在日の人たちが次から次へと出てくるが、どれも怪しげ。騙されたり、予算がなくてお金を貸したり、映画に出演させられたりととにかく忙しくて
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『慟哭』 貫井 徳郎

貫井徳郎ってどういう書き手?と言うぐらいこの人のことは全然知らない。読んでまず思ったのは一生懸命に書かれていること。そして、丁寧に事件を追いかけていること。少女誘拐事件と新興宗教に勧誘される男の2本立てで話は始まる。どこかで交差するのだろう