ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトは同じほうがいい?

Golf

ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトについて聞かれることが多いので、そのことについて私の考えを書いてみたいと思います。ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトの組み合わせに100%の正解はないので参考程度にしてもらえばと思います。

 

ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトについて

ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトの組み合わせで悩んでいる人は、ドライバーのシャフトとフェアウェイウッドのシャフトは合わせたほうがいいです。これが、基本的な考えです。

メーカーが発売しているクラブはドライバーからアイアンまで、そのクラブのコンセプトに合わせたシャフトを装着しています。一般的には同じフレックスの純正シャフトを使うことがいいとされています。

しかし、カスタム系シャフト(メーカー純正以外)を使っている人は、どういう組み合わせにしたらいいのか悩んでいる人も少なくないです。インターネットの普及で情報は氾濫しているので、それなりにセッティングをいているようですが、本当にそれが合っているのか不安になる人も多いです。

情報は発信する人の考えであって、受信する人にマッチするとは限りません。

 

メーカー純正シャフト

日本を代表するゴルフクラブと言えばゼクシオです。ゼクシオの凄いとことは開発がユーザー目線であることだと思っています。ゼクシオユーザーはドライバーからアイアンなでフルセットで購入する人が少ないないです。買い替えるときもフルセットで買い替える人が多くいます。まるまる買い替えても問題なく使えるというのは、使いやすいし安心だから。

メーカー純正シャフトのいいところは、トータルで考えられていることです。個々のスペックを見るとバランスが違ったりする場合もありますが使ってみると問題がないのは、それが正解だと思ってメーカーが作っているからです。

 

ゼクシオ12の場合

一番売れているメンズのRシャフトを見ると、ドライバーは36g、フェアウェイウッドは37g、ユーティリティは42g、アイアンは47gです。クラブ重量はドライバーが282g、3Wが281g、5Wが290g、4Uが321g、5Uが326g、7アイアンが362gです。バランスはドライバーがD4、フェアウェイウッドがD2、ユーティリティがD0、アイアンがC8です。グリップ重量はドライバーが31g、フェアウェイウッドは32g、ユーティリティは43g、アイアンはカーボンが47g、スチールが49gでした。

シャフトはドライバーとアイアンの重量差が11g、バランスはドライバからアイアンにかけて徐々に軽くなっています。クラブの重量フローやバランス信者の人には考えれないセッティングですが、これがゼクシオなんですね。

国産メーカーはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのシャフトを専用設計し、トータルで使いやすいクラブにする傾向があります。

ゼクシオはドライバーからアイアンまでシャフト、グリップ、ヘッドをそれぞれ設計しています。ですからシャフトの重量差があまりなく、バランスが徐々に軽くなっても使いやすいと感じる人は多いということです。

 

テーラーメイドのステルスの場合

ステルスの純正Sシャフトで見ると、ドライバーは57g、フェアウェイウッドは57g、ユーティリティは68g、アイアンはカーボンが68g、スチールが109gでした。クラブ重量は、ドライバーが302g、3Wが312g、U3が342g、7アイアンでカーボンが372gでスチールが407gでした。グリップはドライバーとフェアウェイウッドとユーティリティは同じ42g、アイアンは47gでした。

シャフト重量を見ると、ドライバーとフェアウェイウッドが同じ重量になっていますがおそらく同じシャフトを使っていると思われます。

メーカーによってドライバーとフェアウェイウッドを同じシャフトを使う場合とフェアウェイウッドは専用設計する場合があります。ダンロップはゼクシオもスリクソンもフェアウェイウッドは専用設計になっています。ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトの組み合わせについては、同じにするか専用設計にするかは、どちらが正解ということはなくメーカーの考え方の違いだと思っています。

海外メーカーはドライバーとフェアウェイウッドを同じシャフトを使う傾向にあります。

 

ピンのG425MAXの場合

ピンはカスタムを重視しているので、他のメーカーとはちょっと違っています。

シャフト重量を見ると、ALTA JCB SLATEのSシャフトでドライバーは55g、フェアウェイウッドは54g、ユーティリティは60g、アイアンは63gでした。総重量を見るとドライバーは303g、5Wは318g、U4は347g、7アイアンで378gでした。バランスはドライバーがD4、フェアウェイウッドはD2、ユーティリティはD1、アイアンはD1でした。グリップはドライバーからアイアンまですべて同じ45g(グリーン)です。

ピンはカスタム重視なので、グリップ重量を変えてもバランスを同じに出来ます。他のメーカーはヘッド重量を変えることはしないので、グリップ重量が変わるとバランスも変わるところが多いです。

 

カスタムシャフトにした場合

ドライバーをカスタムシャフトにした場合ですが、基本はフェアウェイウッドも同じシャフトがいいと思っています。ただし、人によっては重量を重くした方がいい場合もありますし、逆に軽くした方がいい場合もあります。ドライバーとフェアウェイウッドのシャフト重量の組み合わせの正解は使う人によって違うということは覚えておいてください。

 

ドライバーとフェアウェイウッドが同じ場合

メーカーがカタログに掲載しているカスタムシャフト(いわゆるストックカスタム)の場合はドライバーとフェアウェイウッドのシャフトは同じです。テーラーメイドのステルスを見ると、ドライバーとフェアウェイウッドには同じスピーダーNX 6SやTOUR AD UB6SやDiamana PD60Sが装着されています。ドライバーが60g台でフェアウェイウッドが70g台というのはありません。

カスタムシャフトはドライバ用、フェアウェイウッド用と分けていません(一部フェアウェイウッド専用はありますが、ドライバー用とは設計が違います)。ですから、フェアウェイウッドに装着するときはカットして短くしているので、シャフト重量はドライバーよりも軽くなります。また、3Wよりも5Wのほうがクラブレングスが短いのでシャフトも軽くなります。

しかし、バランスが同じ場合、ヘッド重量は短いクラブのほうが重いので総重量も短いクラブのほうが重くなります。

ドライバーとフェアウェイウッドが同じ場合は、シャフト剛性が同じなので振り感は近くなると思っています。ドライバーとフェアウェイウッドのシャフトが違っていても重量帯が同じであれば、問題ない人は多いです。重量帯が同じでも振り心地が違い球筋が安定しない人は、合っているクラブに合わせたほうがいいと思います。

 

ドライバーよりフェアウェイウッドのほうが重い場合

シャフト重量がドライバーより3Wの方が重い場合、パワー系の人にその傾向が強いです。パワー系というのは重量が重くなるとより力が入り、シッカリ打てる人だと思っています。ヘッドスピードがそれほどなくても、肉体のポテンシャルが高い人は重いほうが振りやすいので3Wを重くした方がいいです。

3Wをティーショット専用にしている人に多く見られるのが、3Wはドライバーと同じにして5Wを重くしています。

フェアウェイウッドのシャフトを重くするとバランスも重くなり、総重量も重くなります。ですから、その重さに耐えられて尚且つシッカリ振れる人はシャフトを重くした方が球筋が安定すると思っています。

 

ドライバーよりフェアウェイウッドのほうが軽い場合

中古品でそろえたり、人からもらったクラブを使っている人に多いです。分からずに使っているけど、何となく使いずらい場合はそれぞれのクラブを調べたほうがいいです。

フェアウェイウッドが苦手の人はシャフトを軽くした方がいい場合が多いです。それは、ドライバーを同じシャフトの場合はフェアウェイウッドのほうが総重量が重くなりますよね。重くなるということは力が入るということで”力み”につながります。

また、ドライバーと同じように振れない人はシャフトを軽くした方が打ちやすい場合が多いです。

フィッティングをしていると、カスタム系シャフトで同じメーカーのドライバーとフェアウェイウッドを合わせているけどフェアウェイウッドが合わないので、他のメーカーでいいフェアウェイウッドがないか探しに来る人がいます。最初に自分のクラブでドライバー、フェアウェイウッドと打ってもらうと明らかにフェアウェイウッドを苦手にしている感じが出ています。

最初に本人希望の違うメーカーで同じシャフトで試打してもらうのですが、結果は同じ。そこで、メーカー純正シャフトを試してみると、これが結構いいあたりをすることが多い。なぜなのかと言えば、シャフトを軽くし総重量も軽くすることで”力まずに”振れるからです。”力まずに”振れるということは、ちょっと物足りなさを感じるのですが、不安定なクラブに安定性を出すには物足りないぐらいが丁度いいのです。

経験値で気づく人もいますが、ほとんどの人は気が付かないです。また、ドライバーよりも軽いシャフトのほうが合っているということが、自身の考えにないことなのでいいあたりをしても納得できないようです。それは、その人が持っている情報量にない場合、理解できないからです。

 

フェアウェイウッドのシャフト選びについて

ゴルフは不思議なことが多いスポーツです。14本のクラブはそれぞれ長さや重量や振動数など違います。また、野球やテニスなどと違いコースによって条件が違ってきます。また、すべて自己責任になり、スコアに直結します。野球は2ストライクからファールであればまた打てますが、ゴルフはOBの打ち直しは1打罰になります。いわゆる罰なしの打ち直しはないので、ミスするたびにスコアが悪くなります。

フェアウェイウッドが苦手な人はフェアウェイウッドが上手く打てない、ミスが多い。ミスが多いから合っているクラブ、打ちやすいクラブを見つけるのがいいです。打ちやすいクラブは振りやすいクラブでもあります。振りやすいクラブは合わせやすいクラブになります。

使っているフェアウェイウッドが合っていない場合、シャフトがドライバーと同じであれば違うシャフトを試してみることです。重さや硬さ、キックポイントも気にせずに試打できるのであればいろいろと試すのがいいと思います。

固定観念や先入観があると、いつも同じようなシャフトばかりを選んでしまう傾向があります。フェアウェイウッドに限らず苦手なクラブに対しては固定観念や先入観は捨てたほうが、いい出会いがあると思います。