この秋の新シャフトと言えばSpeeder NX GREEN、TOUR AD CQ、Diamana GTの3機種。今回はそれぞれが特徴のあるシャフトに仕上がっているようで、どれかはマッチする可能性が増えていると思います。
今回、振動数を測るのにヘッドはテーラーメイドのSTEALTHを使用して測定してみました。測定はそれぞれメーカーから提供していただいた1本だけなので数値はあくまでも参考程度に。振動数とクラブ重量は実測で、他のデータはメーカーサイトに掲載されている数値などです。
Speeder NX GREEN、TOUR AD CQ、Diamana GTの振動数
シャフトの特性についてはそれぞれのメーカーの説明が出ているので、一部を掲載します。感想については私個人が感じたことなので、あまり参考にならないかも。人ぞれぞれ感じ方が違うので、あまり先入観を持たずに使われるのがいいと思います。
Speeder NX GREENについてFUJIKURAのHPに以下のように説明がありました。
SPEEDER NXで新規採用したVARIABLE TORQUE COREテクノロジーをアップデート。
SPEEDER NXよりも手元側のトルクを締めることで、切り返しからスムーズにヘッドが加速。
中間部との捻じれ剛性差をつけることにより更なるヘッドスピードアップを実現しました。
ダウンスイング中のシャフトの逆しなりを抑えることで、一体感のあるスイングを可能にします。引用元:FUJIKURA
私は50Sで試打してみましたが、NXとの違いは分かりませんでした(^^ゞ。他の人に試打してもらったところ(シャフトの特性は話さずに)、NX GREENのほうがシッカリしていると。ヘッドスピードのある人のほうが剛性の違いを感じるようです。
TOUR AD CQについてグラファイトデザインのHPに以下のような説明がありました。
先調子系でつかまる、「飛び」の次世代モデル
ムチのようなしなり、インパクトへの加速感をイメージした、つかまりの良いモデル。
手元の剛性を高めながら全体の剛性にメリハリをつけることで、切り返しやすくインパクト前後のスピード感UPを狙っています。軽やかな走り感と力強い高弾道で、戦略的なショットを可能にします。引用元:グラファイトデザイン
グラファイトデザインのシャフトは手元がシッカリしている物が多く、手元でインパクトをイメージしやすいです。イメージ的にはスウィングするというよりは打つという感じですね。パワー系でスウィングスピードのある男性に人気のシャフトだと思っています。
私は5Sで試打をしましたが、先端が走るという感じは分からなかったですね。かといってつかまらないということもなかったです。UBと比べると、CQのほうが振りやすいです。UBは私には硬いシャフトですね。
Diamana GTについて三菱ケミカルのHPに以下のような説明がありました。
先端の強靭さでヘッドのブレを低減する特徴をいかしながら、手元剛性も高めることで中間部のしなりをより感じやすくする”剛性分布の最適化”に着目しました。安定性の高さから思い通りの弾道を描きながらも、スピーディーなしなり戻りでオートマチックに振り抜ける最新設計です。
引用元:三菱ケミカル
Diamana GTはたDiamana™第5世代で、これまでTBとPDを発売してきました。Diamanaと言えば白マナ、青マナ、赤マナとタイプの違うシャフトを出してきましたが、第5世代に共通するのはどれもキックポイントは中元調子ということ。キックポイントが同じでも性能は違うので、どれが一番振りやすくて安定し、かつ飛距離が出るか、ですね。
前作、PDも振りやすかったですが、GTも振りやすいですね。Diamanaらしい手元の剛性が柔らかにのでトップでのタメが利きやすく非力な私には無理のないスウィングが出来ます。
私の場合、手元の剛性が高すぎるとどうしても無理をしてしまうので、手元は硬すぎないほうがいいです。また、スピンが少ないので先端剛性は硬すぎないほうがいいです。
Speeder NX、TOUR AD UB、Diamana PDの振動数
参考用に、Speeder NX、TOUR AD UB、Diamana GTの振動数を出しておきますね。
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