ユーティリティが苦手な人がアドバイスの一言で治った

Golf
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先日のこと、ユーティリティが苦手で簡単なユーティリティを探しに来たお客様がいました。そのお客様はキャロウェイのSUPER HYBRIDEの試打を希望でした。数球試打をしましたが、上手く当たららないことに「このユーティリティは簡単なんですよね?」と。確かに簡単なユーティリティではあるけれど、当たらないのがなぜだが分からないみたい。

トラックマンの計測ではクラブパスもアタックアングルの悪くなく、フェースが開いているのとややトゥ側にあたっているだけでした。

お客さまにこのようなボールはよく出ますか?と聞くと、「右に行ったり、ダフったりします」と。そして、「フェアーウェイウッドやアイアンはいいけど、ユーティリティの打ち方が良く分からない」と。

スウィングを見た感じでは悪くないけど、ボールとの距離が離れているのでボール半球分だけ近づいでもらい、ヒールで打つイメージで振ってみてくださいとお願いしたところ、真っすぐいい当たりが出ました。これは、少し近づくことで意識的には詰まった感じがするのでスウィングプレーンが少しアップライトになります。すると、クラブが上から降りてくるのでつかまりやすくなります。

その後も、いい当たりが出ていましたが、徐々に右にボールが出るようになりました。なぜ、ボールが右に出るようになったか・・・

 

 

 

スウィングは人それぞれの癖であり個性です

ゴルフのスウィングほど個性が出るスポーツはないです。個性が出るとこで似ているのが文字です。文字にも個性があり人それぞれです。

個性は癖です。癖はなかなか治らないものです。癖を治す時にはこれまでと違った動きを動きをするので『違和感』があります。

人間の脳にとって違和感は不快です。脳は不快は嫌いなので、意識をしていないと心地よい自然の動きに戻ろうとします。

ボールに少し近づいて打つといい当たりをしていましたが、徐々に右に出るようになったのはアドレスが徐々に元の位置に戻ってしまったからです。元の位置がその人の脳にとって心地よい位置になります。「近づく」➡「詰まった感じがする」➡違和感という感じになります。

これは、一例であり同じような症状の人に対応できる処置ではありません。私がフィッティングするときはこれまでの症状、アドレスの立ち位置やヘッドのフェース向き、アドレス時の癖、使っているクラブセッティングなどをチェックして、人それぞれにあったクラブを提案したりアドバイスをしたりします。

 

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